2018年4月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ

あの日を忘れない


常に備えましょう

2018/04/11

BEYOND CLOTHING A5 - CADRE JACKET

以前から気になってはいたのですが、何せ定価はそれなりにお高いメーカーですし

当初はカラーも NAVY しか存在しなかったので横目で見ているだけでありました。

しかし定価が値下がりし、更に先頃からは半額 SALE の対象品となりましたので

頑張って手を出してみたのでありました。


"CADRE"はあまり馴染みのない単語でありますが、「幹部」という様な意味の様です。

 

Beyond_clothinga5_cadre_jacket_1

今回の記事はこちらの記事
と並べてご覧いただくと良いかと思います。


COLD FUSION TACTICAL JACKET は、かつての BEYOND のイメージを代表する製品

だと思うのですが、REBOOT 時に一旦ラインナップから外された後、いわゆる DEVGRU

仕様の固定モデルとして復活
していましたが、その後いつの間にかまた消えていました。

OLD SCHOOL なモデルですから仕方がないとはいえ、残念に思っていたのですが

ふと気が付くとまたいつの間にかこの CADRE JACKET という製品が加わっておりまして

商品写真を見る限り似てるなと思いつつ、他に何も情報が無く確信を持てずにおりました。


で、今回半額セール品になったおかげで確認の為に入手をしてみた訳なのですが

やはりこれはオプション無しのプレーンな状態である、
かつての

COLD FUSION TACTICAL JACKET
なのでありました。

(但し素材と袖先等の一部の仕様が変わっております


カラーは COYOTE。

Beyond_clothinga5_cadre_jacket_2

素材に関しては Tweave Durastretch Softshell with DWR と表記されておりまして

以前の Schoeller のWB400 から変更されています。

袖先がエラスティックによる絞りからベルクロ式へ変更された以外、基本のデザインは

変わってはいないようです。

Beyond_clothinga5_cadre_jacket_3

襟内側とファスナー裏のフラップにグリッドフリースが貼られる様になりました。

その他の生地内側は短い毛足がモジャモジャした起毛内装になっています。

Schoeller WB400 の起毛裏地よりも柔らかい手触りですが、毛玉が出来そうでもあります。

Beyond_clothinga5_cadre_jacket_4

ファスナータブに何か文様が入れられていますが、何のマークなのかよく分かりません。

メーカーは IDEAL でした。

YKK の VISLON に比べるとスムーズさや最下端でのダブルスライダーの噛み合わせなど

今ひとつ精度が低い印象を受けるのが残念。

Beyond_clothinga5_cadre_jacket_5

裾に設けられた伸縮式のドローコードは、コードロックが内蔵式になっている点も含めて

COLD FUSION TACTICAL JACKET と全く同じ仕様でした。

Beyond_clothinga5_cadre_jacket_6

ポケットは一重で入り口もひとつだけの標準仕様。

胸部や肩にもポケットは無く、本当にプレーンな仕様なのはちょっと寂しいですね。

一般向けにもオプション設定の販売が復活すると良いのですが。

Beyond_clothinga5_cadre_jacket_7

脇下にビットジップもありません。

袖先のベルクロは機能的には何の不満もありませんが、以前のエラスティック絞りが

不思議と絶妙に使い勝手が良かったので、個人的には戻して欲しい気がします。



着用感に関しては素材が変更されたにも関わらず、あまり変わらない印象です。

厚手の生地の割によく伸びて透湿性も高く蒸れにくい上等なソフトシェルだと思います。

ひとつ WB400 との違いを感じるのは素材の品質感。

WB400ってテカテカするのとは違うのですが、表面に良い物を思わせる光沢がありまして

着用時に入るシワにも生地の厚味と質の高さが感じられ、妙な満足感がありました。

Tweave の生地も全然安っぽくは無いのですが、比べると何となくペラ感があって

機能的には何の不満も無いのですが、余録である着用する喜び的な部分において

ちょっと薄いかなあ、という印象を受けます。

本当に余録的な部分の話なので、どうでもいい事ではあるのですが

BEYONDってそういう部分のプレミア感でカルトな人気を得ていたという面も

無きにしもあらずではないかと思うので、進む方向は本当にこれでいいのかな?と

余計なお世話でありますが、思ってしまうのでありました。



2018/04/01

AD INEXPLORATA

Air Force Flight Test Center (AFFTC)  Emblem Patch

Ad_inexplorata_edwards_afb_patch

特に収集するつもりでは無かったのですが、4inch のパッチを探しているうちに

気が付いたら手元にこれだけありましたので、とりあえず記念撮影などしてみたり。

年代とか分かりませんので配列は適当ですが、左上が一番古くて

下右が一番新しいのは間違いが無いと思います。

年数を経て図柄が多少の変遷を辿る中で、最新版については最初期の図柄へ

忠実に戻っている様に見えるのが興味深いですね。

以前もリンクを貼りましたが、このパッチについてはこちらを見て頂くのが一番だと思います。

The Story Behind Ad Inexplorata
  
  
"AD INEXPLORATA" はラテン語で、「未踏の領域へ」という様な意味だそうです。
  
  
映画「ライトスタッフ」で Chuck Yeager 役を演じた Sam Shepard 氏は

残念ながら昨夏にお亡くなりになられてしまいました。

しかし Chuck Yeager 御大は昨年10/13 EDWARDS AFB にて開かれた音速突破70周年記念

式典にも元気に御出席をなされていた模様で、なによりな事と存じます。


  
  
  
  
    

2018/03/22

MIL-J-7823D

今シーズンは先シーズンと違って真っ当に寒い冬だったため

ライトゾーンや革の出番があまり無く、気温が上がると今度は一気に春の陽気となるもので

このままシーズン終了を迎えそうな気配、なので記事だけ書いておこうかと思います。


部屋と G-1 と私で小さな写真のみ登場したG-1、折角ですのでちゃんと載せておきます。

Dsa_10068c1805_1

襟ボアは天然ムートン、革はゴートスキンの7823D。

リブは上記事記述の通りでMASH製のリブに交換してあります。

元々付いていたリブに比べるとかなり明るいブラウン色のリブなのですが

襟ボアのムートンも明るめなので、却ってバランスが取れて良くなったと思っています。

下部がなだらかな曲線を描くポケットフラップ、今気づきましたがボタンを留め忘れました(汗

欠落ではなくフラップの下にちゃんと付いています。

糸に負荷が掛かる気がして保管時は外していますが、ゴートスキンは柔らかいので

あまり必要無い行為かなとは思っています。

Dsa_10068c1805_2

背面にはアクションブリーツが設けられています。

サイズ36は細身ですね、38でも普通に着られるだろうと思います。

Dsa_10068c1805_4

フロントのファスナーはブラス製の CONMAR でした。

MIL-J-7823A 以降はそれ以前よりも大型のスライダーが採用されたみたいですが

ファスナーテープを覆う革のカバーに対し大き過ぎて、どうにも収まりが悪い気がします。

Dsa_10068c1805_3

1968年度予算の発注品、BRILL BROS 製。





Dsa_10068c0099_1

もう1着、同じく襟ボア天然ムートン、ゴートスキンの7823D。

こちらはリブもオリジナルです。

虫食いというよりも糸切れから広がった穴とスレによる破れが結構ありましたが

根気で全てチクチク塞ぎました。

この趣味、お金は無くても根気があれば幸せになれます(笑

袖リブはやや緩めの印象ですが、裾リブはビシっとしたとても良いリブが付いています。

ポケットのフラップは中央部分がやや尖った造形。

Dsa_10068c0099_2

同じ天然ムートンの襟ボアでも、製品によって結構色が違うんだなあと思いました。

上の BRILL の襟ボアは直射日光下では結構キンキンな ”茶髪” なので

個人的にはこちらのブラウンカラーぐらいの落ち着いた色合いが好みです。

革の質が1着1着それぞれに違っているというのも、天然素材ならではという感じで

ナイロン製のフライトジャケットとはまた異なる面白さですね。

Dsa_10068c0099_4

ファスナーはスライダーが SCOVILL でエンドボックスには CONMAR の刻印。

スライダーの交換も考えられますが、 恐らくは MA-1 にも存在した例の"CONVILL"ですね。

このパターンの CONVILL に近いかな?

1968年前後の納入品には割と広範囲に存在しているのかも知れませんね。

Dsa_10068c0099_3_2

同じく1968年度予算の発注品、MARTIN LANE 製。

MARTIN LANE の納入品は1969年度予算品(DSA 100-69-C-1545) にも存在しますが

こちらは襟のボアがアクリル製になっているみたいですね。

織ラベルは書式や配置等が BRILL とそっくりなのが付いていました。

ラベル自体のメーカーは同じところなのかもしれません。





2018/03/11

過去へ

東日本大震災の被災者が入居する仮設住宅の戸数が、ピーク時の12万戸から

今年の秋には1割以下の1万2千戸を下回る見込みとの報道が出ていました。

単純に言えば喜ぶべき数字ですが、その減少に至る過程には被災者の方の数だけ

様々な事情と現実に揺れ動く思いがあったであろう事を、思います。
  
  
  
あの日15,000人以上という途方もない数の人が亡くなり

今でも2,500人以上が行方不明のまま。

今年、大震災から7年。

毎年思う事ですが、長くそして短い7年。

7年という歳月は良くも悪くも世の中を変えます。

忘れてはいけない、そして忘れられない事は沢山あります。

でも忘れていく事、変わっていく事も沢山あります。

少しづつ、ひとつづつ、置いていくこと

”過去”にしていくこと

葛藤は、きっと誰の心にもあると思います。

それは誰に言う必要もないし、言い訳も要りません

明日変わってもいいし、元に戻してもいい

そうやって少しづつ心の中で整理を付けていくことも

人が持つ力のひとつなのだと思うのです。
  
  
  
  
  

2018/03/09

ホース・ソルジャー

カタカナで書くと何か間抜け...


12 STRONG の日本公開が 5/4 に決まったそうで、何よりですね。

ホース・ソルジャー公式サイト

配信は GAGA という事なので、BD の発売はまた遅くなりそうですが...



原作本も公開に先立ち文庫の上下巻となって4/4に再発売されるみたいです。

 

読み逃していた方には朗報ですね。

電子版も出ると良いのですが。
  
  
  
  
  

2018/03/01

SPEAR LEP LAYER5, WIND RESISTANT JACKET

OLD SCHOOL なネタシリーズ。

そろそろシーズンも終わりですが、何とか間に合いました。




今までの SPEAR LEP 関連記事。

LEVEL1 その1

SPEAR LEP LAYER4, FLEECE JACKET

SPEAR LEP LAYER2, MIDWEIGHT-UNDERSHIRT and DRAWER



Spear_layer5_wind_resistant_jacket_

SPEAR LEP LAYER5, WIND RESISTANT JACKET

LAYER4 POLARTEC Classic 300 を使用したブ厚いフリースジャケットでした。

で、今回の LAYER5 もフードは付いておりますが、同じ厚手フリースジャケットに見えます。

POLARTEC のブランドタグも付いております。

なぜわざわざ同じフリース物を別のレイヤリングに分けて設定しているのでしょうか。


その答は、POLARTEC 社の製品紹介における分類に見て取る事が出来ました。

12strong2

大きく4項目に分類されたそれは

・ BASE ベースレイヤー向けの薄手素材

・ INSULATION ミドルレイヤー向けの保温素材

・ PROTECTION アウターレイヤー向けのシェル素材

・ FLAME RESISTANT 難燃素材

となっておりまして、前回の LAYER4 に使用されていたClassic 300 は

保温層の INSULATION に分類されている素材です。

そして今回の LAYER5 に使用されている素材は、POLARTEC Windblock でした。

これはシェル向けの PROTECTION に分類される素材で、素材中間にポリウレタン製の

微多孔質フィルムを挟むことでフリースの弱点である防風性能を引き上げ

1枚でシェルと保温の2役を果たす事を狙った素材となります。

これは以前に記事を書いたUSMC の MARPAT フリース と似た方向性の服ですね。

時期的にはこちらの方が先に採用されたものだと思いますが。

MARPAT フリースに採用されていたのは Wind Pro という素材で

機能としては WIND BLOCK と同様の方向性を狙いながら、フィルムは使用せずに

生地の編み方の変更で耐風性を上げ且つ通気性も確保するという、Windblock よりも

高い運動適応性を目指した素材で、上記分類ではINSULATION に分類されています。


そんな訳で同じフリースながら少し違う方向を向いた LAYER4 と LAYER5 の2着。

レイヤリングとなっていますが、この2着は排他的な選択肢となるのだと思います。

そして当時の写真における着用例が、圧倒的に LAYER4 の方が多いという事実は

どちらが使い勝手の良い服だったのかという事を如実に現しているのだろうと思います。

MARPAT フリース然り、”二兎を追う者は一兎をも得ず” で終わってしまうのは

勿体ないと思うのですが、なかなか難しいのですね万能的な素材というものは。


尚、PECKHAM ではデザインが同じで品名が
WINDSTOPPER JACKET という

恐らくは GORE-TEX の WIND STOPPER を使用したジャケットもラインナップしています。

こちらは残念ながら私のサイズが無かったので手を出せませんでしたが

素材の違いがどの様に着心地を変えるのか、興味は尽きません。



Spear_layer5_wind_resistant_jacke_2


フードの調整機構は顔の周囲を絞るドローコードのみ。

Windblock は、表面の手触りはマイクロフリースの様な毛足の短い感じで

厚みは Classic 300 と比べれば薄くは感じますが、目の詰まったしっかりとした素材で

畳もうとしても結構なバルク感が出て小さく畳んで収納するのは難しい感じ。

シャカシャカ音がしたりすることは一切無いのですが、何となく生地にハリがあり

手触りの中に薄っすらと他のフリースには無い ”シャリ感” を感じてしまいます。

これはフィルムが入っているという先入観から来るものかも知れません。

横方向にはよく伸びて縦方向にはあまり伸びない性質も含め、ちょっと物珍しい感覚。

フリースというよりもフェルト状の生地っぽい感じもするので、洗濯耐久性は高そうな印象。

保温力そのものは空気層の厚みの違いの通りに Classic 300 より落ちます。

しかしフィルムによる防風力は絶大で、Classic 300 では風が抜け熱が奪われる状況でも

こちらはジャケット内部の温度については殆ど変化を感じないで済みました。

用途的には裏地起毛の厚手ソフトシェルと同様の取り扱いで良いのだと思うのですが

外観的にフリースであるという先入観からどうして抜け出られないまま着てしまい

フリースなのにあまり暖かくは無いなという違和感を、頭の隅で感じている奇妙な感覚。

ソフトシェルを初めて着た時のちょっと不思議な感動同様、慣れで消えてしまう感覚とは

思うのですが、初めて出会う素材っていつもながら面白いですね。


Spear_layer5_wind_resistant_jacke_5

裾には左右にドローコードの調整が付いています。

後に引き出したコードがブランと垂れ下がらない様に色々と工夫が為される箇所ですが

この頃の製品には特に対策が無く、輪っかがブランとしたままになります。

位置的に割りと頻繁に手に当たったりして気になりますし、何かに引っ掛けても危ないので

後で何か対策をしようかなと思っています。

脇下には LAYER4 同様にビットジップ付き、内側の黒い部分は腰ポケットの内袋で

その高さの半分から下にはメッシュ生地が2重貼りされていて内ポケットとされています。


細部に違いはあれどジャケットの基本的なデザインは LAYER4 と同じです。

サイジングもレイヤリングの考慮もあってかちょっと大き目な感じです。

Spear_layer5_wind_resistant_jacke_6


袖先にはサムホール付きの延長袖が内蔵されています。

サムホールを使用しない時には正直邪魔な造作ですが、袖口の中にたくし込んでおけば

思った程には気にならず、
袖口をピッタリと閉め切ってガードしてくれるので暖かいです。

袖口自体はLAYER4の様に絞られていないので、邪魔だからとこれを切り外してしまうと

恐らくは隙間が開いてしまって具合が悪くなるだろうと思います。


Spear_layer5_wind_resistant_jacke_7


フロントのファスナーは YKK の VISLON でした。

Spear_layer5_wind_resistant_jacke_8


MCN は Management Control Number の略だそうです。


Spear_layer5_wind_resistant_jack_10

映画 12 STRONG のトレーラーの中にこれを着ているっぽい人が居るのを発見。

Spear_layer5_wind_resistant_jacke_9

こちらは当時の写真の中で唯一見つけた、実際に着ているっぽい人の写真です。
  
  
  
  

******* 追 記 ********************************

シーズンが終わったので収納の前に洗濯してみました。

基本は乾きやすい素材なのだと思うのですが、脱水後ところどころに濡れた箇所が残り

その部分はいつまで経っても乾かず、結局陰干しでは丸1日干しておく必要がありました。

また袖先の延長袖部分と見頃の裾部分は素材を伝って落ちてくる水分が溜まるのか

干しておくとポタポタと下に水が垂れるほどに濡れてしまっていました。

一緒に洗濯した CLASSIC 300 や Thermal Plo のジャケットは、いつもの事ながら

脱水後にそのまま着れそうな位水分が抜けていて、あっという間に乾いてしまったので

この違いにはちょっと困惑しました。

中間に入ったフィルムのせいで洗濯機の脱水でも水が抜け辛いのでしょうね。

もともとフリースというよりフェルトっぽい感じでフカフカ感は低い生地ですが

そのおかげか洗濯後も毛が絡んで嵩が減った感じにならないのは良い所ですね。

***********************************************  





2018/02/22

SPEAR LEP LAYER2, MIDWEIGHT-UNDERSHIRT and DRAWER

OLD SCHOOL なネタシリーズ続きます。


今までのSPEAR LEP 関連の記事。

LEVEL1 その1

SPEAR LEP LAYER4, FLEECE JACKET



Spear_layer2_midweightundershirt_1

今回は LAYER2 の MIDWEIGHT-UNDERSHIRT and DRAWER です。

以前の LAYER1 に関する記述中で、このLAYER2 について


「ECWCS GEN Ⅲ Level 2 と同様のプルオーバーフリース」などと記述しておりましたが


誤りでございました、ここに訂正してお詫び申し上げます。

POLYESTER 100% の吸湿放散生地ではありますが、いわゆる毛足のあるフリースではなく

LAYER1 よりも厚手の平織り生地を使用したアンダーシャツでした。

LAYER1 が POLARTEC の POEWER DRY SILKWEIGHT FABRIC を使用していたので

LAYER2 も同様と思い込んでいましたが、CIE HubLAYER2 に関する記述によりますと

こちらの生地は Milliken Visa という、吸湿放散と速乾性の高い生地とのことです。

比較的目が詰まったしっかりとした生地ですが、グリッドフリースの様に

空気を保持する厚みは持っていませんので、保温力はそれなりです。

なので保温力が必要な場合には LAYER1 との重ね着が必須になると思います。

いわゆる LEVEL1 とLEVEL2 の間、LEVEL1.5 あたり
として使うのは良いかもしれません。

POLYESTER 100% なのですがコットンが混じっている様な、やや剛性感のある生地で

現在のPOLARTEC の生地に比べると抜けが悪く汗の拡散乾燥が遅い感じを受けます。

なので運動中の小休憩時にやや汗冷えを感じました。

機能性素材としてもやはりちょっと OLD SCHOOL な部類になってしまうのかもしれません。

近年のこの種の素材の進化と、採用年代を考えれば仕方の無い事だと思います。

Spear_layer2_midweightundershirt_2

襟は高いですが芯が無いので、寝かせるか折り返して着るようになりますね。

フランス軍の F1シャツ と良く似た襟で、生地が柔らかいのでジッパーを開けている間は

ダランと首の周りに広げておく感じになります。

着丈はお尻が隠れるぐらい長いのですが、身幅は細目で全体的にタイトな寸法です。

上までファスナーを閉めて折り返すと、首周りはやや窮屈な感じを受けました。

F1 シャツを引き合いに出しましたが、デザイン的にも欧州物との近似性を感じます。

仕様の策定時に参考にしたのかも知れませんね。

Spear_layer2_midweightundershirt_3

消されていますが DAAK のコントラクトが記載されていた様です。

Spear_layer2_midweightdrawer_1

ドロワーも同生地の様ですね。

Spear_layer2_midweightdrawer_2

こちらは DAAK のコントラクトが消されていませんでした。


ベースレイヤーですので元々特筆するようなディティールも無いのですが

装備との兼ね合いでデザインや生地のカッティングに色々工夫が施される前の試作品で

普通のセットインスリーブに肩や脇の頂部をそのまま通る縫製ラインなど

出来る限りフラットになる縫製方法が採用されてはいますが、旧来の戦闘服+防寒着から

新素材のアクティビティウェアへ移行する過渡期の品物なんだなと納得を致しました。


尚、LEPはブラックとオリーブグリーンの2色展開だったようです。

この2色というのが時代を感じさせますね。

存在した組み合わせは以下の通りだと思います。


LAYER1 : BLACK OG

LAYER2 : BLACK OG

LAYER3 : BLACK OG

LAYER4 : BLACK

LAYER5 : BLACK OG






2018/02/14

ADVENTURE TECH Reversible Gore-tex Parka and Trousers

SPEAR LEP の流れで、しばらく同年代っぽい OLD-SCHOOL なネタなどを。


3Cのデザートカモフラージュと、ナイトカモフラージュの迷彩が表裏になっており

リバーシブルで着られるゴアテックスパーカーです。

しばらく前に海外のショップで叩き売りされていた所を確保。

PROPPER 傘下の製品だった APCU がディスコンになって叩き売りされていたのと

同じ様な時期だった気がします。

Adventure_tec_reversible_goretex_pr

迷彩柄以外で軍用品を思わせるディティールはフラップ上の階級章ループぐらいです。

袖はラグランスリーブ、フードは収納式ではありませんが巻いて留めるストラップ付き。

腰前側左右に雨除けカバーの付いたファスナー開閉のポケットが付いています。

裾はパーカーとしては短めで、伸縮性のドローコードが入り若干絞られています。

Adventure_tec_reversible_goretex__3

詳しい仕様が分からないのですが、恐らく3Cデザート柄の生地が GORE-TEX で

内側に張られているナイトカモ柄のライニングは普通のナイロンの生地ではないかと。

ナイトカモ側に内袋付きのファスナーポケットが付いておりまして、スライダーの引きタブは

ポケットの外と中と両方使えるように2個付いております。

このポケットに本体を押し込んでコンパクトに収納出来るパッカブルな仕様となっていて

その為 GORE-TEX の生地も薄く軽量な2レイヤー品を採用した様ですね。

Adventure_tec_reversible_goretex__2

袖先はベルクロによる調整です。

背面首のすぐ下あたりに四角いベルクロが付いていますが、フードをストラップで

巻いて留める時に使うものです。

Adventure_tec_reversible_goretex__4

セットのトラウザーもあります。

ウエストはドローコードで絞るのみの完全なオーバーパンツ。

腰左右にカバー付きのファスナーが付いていますが、貫通式で内袋はありません。

しかし裏面のナイトカモ側にパーカーと同様リバーシブルスライダーの付いたポケットが

設けられていて、やはりパッカブルな仕様となっています。

ポケットに収納せず畳んだだけでも、3レイヤーの ECWCS などに比べれば

充分コンパクトかつ軽量で、ザックのポケット等に常備していても苦にならないと思います。


Adventure_tec_reversible_goretex__2

Adventure_tec_reversible_goretex__3

シェルの設定が無かった LEP に、派遣部隊がそれぞれ市販品からシェルを調達して

現地へ持っていったという様な話ですので、これらもそれっぽい写真ではあるのですが

同じ物、という訳では無いのかなと思います。

似た仕様のパーカーを数社で製造していたみたいですし。

ADVENTURE-TEC の製品には他にもウッドランド迷彩と3Cのリバーシブル仕様など

数種類が存在していた様です。









*************************************



さて ECWCS の話が出たので、一応 ECWCS の 1st~2nd のパーカーについても

触れておきたいと思います。

今までこのブログで扱った事が無いんですね、自分でも意外ですが(笑

最初の頃に記事を書こうとした事はあったのですが、何か気が乗らずにそのままになり

その後は今更感が強くなって改めて書く事もはばかられ、ズルズルと今日まで。

Ecwcs_gen1_1

1st の初期モデル。

最初期モデルは別にあるので、多分これは2番めあたりのモデルです。

GEN1 は収納式ではない固定式のフード、3レイヤー生地+全面内張り仕様、

肩のポケットは左肩のペンポケット(?)のみ。

フードの周囲に最初期には無い別体ファーを取り付けるホックとベルクロが付いています。

初期のモデルはフロントファスナーを覆うフラップの幅が狭く、二重になったフラップと

ファスナーの引き手等を全て収めてドットボタンを留めるのに四苦八苦させられます。

染色の技術も未完成だった様で、このモデルあたりまでは黒色部分が褪色します。

下の2ndモデルと見比べると分かりますが、黒の染め自体が最初から薄い様ですね。

Ecwcs_gen1_2

1st の後期モデル。

前述の細いフラップが拡幅されて使い勝手が改善されています。

とはいえドットボタンが留め辛いのはあまり変わっていない気もします(汗

ウッドランド迷彩と3Cデザート迷彩が存在し、フードの別体ファー用ホックとベルクロは

発注によって付いている物と付いていない物の両方が存在しています。

これは3Cでホック&ベルクロが付いていない個体ですね。


Ecwcs_gen2_1

2nd モデル。

陸海空軍が 1st モデルを採用する中で、海兵隊は独自の 2nd モデルを採用しました。

2nd はフードが襟への収納式、3レイヤー生地で内張りは無し

肩のポケットは戦闘服と同様の大型マチ付きで、ベルクロ開閉フラップが付いた物が

両肩に取り付けられています。

着丈は 1st よりも長く、腹部フラップポケットの脇は別室で開放されており

中にフリース等は貼られていませんが、ハンドウォーマーとして使える様になっています。

後に陸軍が迷彩を UCP (Universal Camoufrage Pattern) へ切り替えした際に

この 2nd モデルを採用しましたが、ECWCS はすぐにGEN3へと移行してしまいましたので

実際の使用期間はあまり長くなかったものと思います。



1st のウッドランドモデルは妙な人気が出て随分価格も上がっていた様ですが

そろそろ落ち着いたのかな?

この頃の3レイヤーの生地は丈夫で、着て歩く分には何の支障も無いのですが

収納しようとするとかさ張るので、持ち歩くのにはあまり向きませんね。



*************************************



2018/01/26

ZEBRA F-402

いやあ寒いですね。

日陰には融け残った残雪が硬く凍りつき、静かに生贄を待ち伏せています。

トラップに掛からぬように、皆様慎重にご自愛ください。


記事を書く時には、あれこれ検索を掛けて調べる訳ですが

興味深いサイトを見つけると当初の目的も忘れて読み耽ってしまう事も度々です。

今回はそんなサイトの中でも内容がコア過ぎて、書いてある事の1/3も理解できないという

特殊な方達の情報を扱ったサイトで知った、”裏の世界で暗躍している” らしいヤバい奴(笑



Zebra_f402

F-402 Ballpoint Retractable Pen


eBay で2本 $7.29 でした。

出品は多いのですが、送料が高い出品者が多いので二の足を踏んでいました。

今回数百円で日本へ発送してくれる出品者を見つけたので入手。

第一印象は、思ったより小さい...というもので、私は今風の太めのペンが苦手なもので

細身のペンを探して使っているのですが、普段使っているそれよりも細く全長も短いペンでした。

(その短小さ故に、MA-1 や L-2B のペンサックに挿すのにはちょうど良い按配でしたが)

基本的に筆記具についてはラバーの滑り止めグリップも好きでは無いのですが

このペンに関しては
著者が言う様な使い方をする際にはきっと役に立つだろうと思います。

それにしても特殊な人達の巨大な手でちゃんと掴めるのか?と不安になる小ささです。

ボールペンとして使う上では何の問題もなく滑らかに走る良いボールペンでありますが。

尚、用途外の使用をして芯を駄目にしてしまった場合、国内で手に入るF-0.7芯が

替芯に使えそうな気がします、というあまり必要の無い情報(笑






2018/01/23

SPEAR LEP LAYER4, FLEECE JACKET

米国では19日から公開が始まっているんですね。

原作はこちらの本、でいいのかな?

Photo

「アフガン、たった一人の生還」と同じ頃に出版されたので私も読みました。

早川書房刊なのですが、映画化されたのに絶版のままなのでしょうかね...

映画の方も日本公開は有るのか無いのかすら分からない状態ではありますが。



主演はクリス・ヘムズワース。


12_strong_2


アメコミ映画のマイティ・ソーで主演のソーを演じている方ですね。

そう言われるとテレビで見た憶えがあります。



で、日本公開が無理なら「13時間」の様にブルーレイで出して頂けないかと所望しつつ

ホース・ソルジャーと言えばコレ!と押し入れの奥から発掘して参りました

Spear_layer4_fleece_jacket_1_2

SPEAR LEP LAYER4, FLEECE JACKET


POLARTEC の CLASSIC 300 という生地を使用したいわゆる黒フリースですが

ECWCSの黒フリース
とも異なり、特殊部隊向けの装備品として支給されていた物です。

・SPEAR (Special operation forces Personal Equipment Advanced Requirements)

・LEP (Lightweight Environmental Protection)

発注仕様も袖の取り付けがラグランスリーブではなくセットインだったり

メインファスナーがダブルスライダーの ECWCS に対してシングルスライダーだったり

裾にドローコードは無く、ストレッチ生地で絞られたジャンパータイプのデザインだったり

袖先もストレッチ生地ですぼまっているだけでベルクロ調整が付いていないなど

ECWCSのフリースとは外見上で分かる差異が結構あります。

ちなみに上掲写真ミッチ・ネルソン大尉を演じるクリス・ヘムズワースが着ているフリースは

肩にラグランの縫製が見えますので ECWCS のフリースみたいなんですけどね...(汗

うん、当時の写真でも何か ECWCS 着てるっぽい人も居る気がするし、映画だし。


Spear_layer4_fleece_jacket_5_2
Spear_layer4_fleece_jacket_7_2
Spear_layer4_fleece_jacket_4_2
Spear_layer4_fleece_jacket_8
Spear_layer4_fleece_jacket_6_2
Spear_layer4_fleece_jacket_3_3


当時こういった見るからに特殊な人々が着ている写真を、今は亡き Military Photo から

あれこれと拾い集めてきて、ECWCS の黒フリースを入手した訳なのですが

何か入手したブツは写真のとは違うよなあと薄々思っていたら、やっぱり違ってました(笑

その後あちらこちらのサイトで違いについて勉強させて頂いて、現物も入手しましたが

その頃には CLASSIC 300 のフリース自体、あまり着なくなってしまっていたので

そのまま押入れ補給庫の奥へと追いやられてしまっていたのでありました。



でも映画化なんていうこれ以上無い復活の機会を得た訳ですので

”乗るしか無い、このビッグウェーブに!”

Spear_layer4_fleece_jacket_2

という訳でホース・ソルジャー3点セット。

本当はフリースキャップではなくニットキャップなのだと思うのですが


真冬でも運動すれば結構汗をかく私は、気兼ね無く洗濯できる化繊がお気に入り。

BDUは冬用にリップストップではなくナイコン50/50厚手ツイル生地の方を用意しました。

寒いうちに公開してくれればこの格好で観にも行けたのですが、無理そうですねえ。


上のトレーラーを見るとBHDでサンダース軍曹を演じていたウィリアム・フィクナーが

マルホランド将軍役で出ていたりして、そういえば制作はジェリー・ブラッカイマーだっけ

などと同窓会っぽい感慨も抱きつつ、公開の情報を待ちたいと思います。




***** 追記 *****

映画の方ではなく実際に派遣された方達が登場するドキュメンタリー動画の

高解像度版を見つけましたので貼っておきます。



***** 追記終わり *****




«5.11 TACTICAL DEFENDER-FLEX SLIM PANT