2017/07/15

MERRELL MOAB Before & After

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前回 MOAB の話が出たので、少なくとも3,000kmを踏破したブツと新品の比較写真などを。

全て左側が新品で右側が使用済品です。

新品の方は MOAB GTX(GORE-TEX)、使用済品は MOAB VENTILATOR です。

どちらも入手時期はほぼ同じ(この記事の頃)です。


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まずは一番分かりやすいアウトソールから。

歩行による摩耗は一目瞭然ですね。

特にかかとの内側と足の指付け根あたりの、着地と蹴り出しを行う部分が摩耗しています。

薄くなった足の指付け根のあたりには横方向にひび割れも起きていますね。


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履いた時に外足側になる側面。

アッパーには特に痛みも劣化も見受けられず、ソールの減りも側面からは分かりません。

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履いた時に内側になる側面。

こちらもアッパーには特に痛みも劣化も見受けられません。

ただかかと内側のソールが摩耗していた付近のミッドソールにシワが見られます。

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その部分の拡大。

シワが寄ってやや潰れている感じ、擦れによる表面の痛みも見受けられます。

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この部分はアウトソールとミッドソールに剥離が起きていました。

かかとで着地する度に大きな力が掛かり、アウトソールがアッパーのレザー部分に

その都度当たっていた様で、黒い汚れの跡になっておりました。

足を下ろす度にこれだけグシャッと潰れるのですから、シワも寄れば潰れもしますね。

最近はウォーキング時の衝撃吸収性能が落ちてきたと感じておりましたので

外観よりも更に内部の損耗は進んでいるんだろうと思います。

今回代替わりを決めたのも、そろそろこの辺りからのソール崩壊が危惧される為でした。


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他の劣化部分としてはこのつま先のソールがせり上がっている部分の剥がれ。

ただこちらは履き始めて早い段階から既に剥がれていました(笑

一度接着剤で貼ってみましたがやはり持たず、すぐに剥がれてしまったので

その後は症状が進まなければいいやと思って放置しておりました。

結局最後まで持ったので良かったのですが、こういうのはあまり気分は良くないですよね。


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インソールはシンプルな物でしたが、ボロボロになる事もなく耐久性は高かったですね。

ただしソールの減りと同じ箇所、衝撃の掛かるところは厚みが半分位になっていました。

出来れば途中で交換をした方が良かったのでしょうね。



毎晩5kmのウォーキングを日課にして2年以上経ちますので

3,000kmはそこからざっくり計算した距離です、本当はその前からもう少し短い距離で

ウォーキングを始めていましたので、実際の踏破距離はもっと長いと思われます。

その間、MOABは雨の日も風の日もお供となってくれたのでした。

これだけの距離を歩くのは私も始めてでしたので、膝などの関節の故障が心配でしたが

優れた衝撃吸収性を発揮して、しっかり守ってくれました。

モデル的には後継の MOAB2 が登場した様で、型遅れにはなりましたが

2代目の GTX がまた3年間は頑張ってくれる事と思います。

体に馴染んだ信頼できる履物とのお別れって、ちょっと寂しい気持ちにもなりますが

少しの間そっくりな2代目との信頼醸成を楽しもうと思います。
  
  
  
  
     
  

2017/07/12

SALOMON XA PRO MID GTX

話題の旬はとっくに過ぎたブツですが、まともに買うと結構お高い靴でしたので

当ブログ的には今頃になってようやく安い出物に手を出す事になる訳です。


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GTX の名の通り、GORE-TEX をライニングに採用したミッドカットのトレッキングブーツ。


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私が入手したのは現行品(と言っても既にカタログ落ちしているみたいですが)の様で

調べたらモデルチェンジをしているんですね、細部が若干変わっています。

上掲の様な着用画像が出回った後、SALOMON は軍用としてロゴやラインを同色にした

FORCES という製品ラインを発表しまして、私のXAはその中で FORCES 2 と呼ばれる物と

同型の一般販売バージョンなのだと思います。

FORCES も普通に出回っていますが、同色化で街使いには見た目が地味過ぎるのと

FORCES というだけで無闇に高い値付けがされているので敬遠しました。


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Quick Fit lacing system と呼ばれるレースが付いています。

ギューっと絞めたらくるくる巻いて、ベロ一番上にあるポケットに突っ込むだけ。

まあ紐靴に慣れていれば手間はそれほど変わらない気もするのですが

細く滑りの良いレースは歩行中に動いて靴全体のフィット感を調節してくれるみたいです。

実際に履きなれたMOABから履き替えて1時間程のウォーキングに出掛けてみましたが

歩き出しで感じたフィットの違和感が、帰る頃には消えていつもの様に歩く事が出来ました。

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足首がローカット版の XA は今でも製品ラインアップに残っていますが

トレールランニング用という位置付けで、このミッドカット版についてもスピードハイク的な

軽装で身軽な山行を主眼とした製品の様です。

そのためソールは柔らか目で、街履きでもゴツゴツしたりする違和感はありませんでした。

パターンも高さが低くフラットな感じで、もちろんランニングシューズ程ではありませんが

歩行中に足裏へ路面の感覚が伝わってくる気がします。

実際ソールが薄いのかもしれませんが、衝撃を吸収するクッション性はかなり優秀なので

単に薄いから、という訳では無いのだと思います。



私の年代的には SALOMON と言えばスキー用品という感覚なのですが

考えたらそのスキーすらもうしばらく行っていないのでありまして

私の知らない所で世の中はどんどん移り変わっているのだなあと

あまり意味のない焦燥感を感じてみたり、そんな事よりクソ暑いわ!と怒ってみたり。

皆様、お体ご自愛下さいませ。
   
   
   
   

 

2017/06/12

MASSIF COLLECTION 3

MASSIF COLLECTION の以前の記事はこちら。

MASSIF COLLECTION

MASSIF COLLECTION 2



シャツ、ジャケットと入手してパンツも欲しいなとは思っていたのですが

ボトムの方は比較的ちゃんと売れたのか(失礼)、投げ売りどころか出物自体が見当たらず

ディスコンになってから時間も経ちましたので、もう出てこないだろうと忘れておりましたら

最近になってまたポツポツと出物が出てきていたりする不思議。


Massif_collection_3_1

という訳で今回はパンツです。

素材は 97% Cotton, 3% Elastane 、表面はやや起毛っぽい仕上げで良く伸縮する生地です。

色はブラウンがかったオリーブグリーンという感じで、光の具合で印象が変わりそうです。

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多分こちらの販促写真の物と同じ商品だと思います。

この写真だとグリーンが強い印象ですね。

製品としてカラーが違うのかもしれませんが、私の物はもっとブラウンが強い印象です。

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ポケットは前面にデニムと同様のスラッシュポケットが2個。

お尻側にホック留めのフラップが付いた貼りポケットが2個。

太もも部分にカーゴポケットが左右一つづつで2個。

ジャケットの方は袖先に目立たない隠しポケットが付いていたり、身頃のポケットも

内部が2重になっていて複雑な構造だったりと色々凝った造りにもなっていましたが

パンツの方は特にそういう趣向も無くシンプルなカーゴパンツでした。

価格もトップス類に比べると安め($165の正札が付いていました)の設定だった様ですね。

安めと言っても私には高いので、投げ売りされていなければ手を出せませんが(笑

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スリムなデザインで悪目立ちするポイントも無く、普段使いには良さそうです。

言い換えれば面白味も特に無いという事でもありますが。

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フロントはコイル式のファスナーで、YKKっぽいのですが刻印が見つからず。

トップはデニムの様なボタン留め。

内側の縫製部にはジャケットと同様の特徴的な赤のパイピングが施されていました。

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カーゴポケットはマチも無く小さめでスマホがギリギリで入る程度。

私のスマホでは残念ながらフラップを閉めてスナップボタンを留める事は出来ませんでした。

このスナップボタンは凸裏側のかしめた金属部分がポケット内部にそのまま露出しており

スマホ等を入れた状態でスナップを留めようと強く押したり、何かに寄りかかったりして

圧力が掛かると画面が割れたり傷が入ったりしそうで嫌な感じ。

どうもジャケットに比べてパンツは造りが甘い感じですね。

片側だけですが、ポケット内部にはペンを挿せる別ポケットが設けられていました。





このブランド一連の細身のデザインがこのパンツでも踏襲されていますが

ストレッチ生地のおかげで動きやすく、安価で買えればなかなか良いパンツです。

ただ今の時期だと見た目的にも実際穿いた感じでもやや暑苦しい生地なので

日本では晩秋~冬~春先までが着用のシーズンだと思います。

Massif_collection_3_7

という訳で MASIF COLLECTION でトータルコーディネートするとこんな感じ。

立体的なデザインなので平置きではなく人が着るとまたちょっと印象も変わるのですが

上のモデルさんの着用写真を見ても、あまり本職の人達が着そうな気はしませんね(笑

品質的には安っぽい服では無いので、上手く着こなせれば見栄えは良いと思うのですが

中の人にも鍛錬を求める服ですねえ...




2017/05/29

北宇都宮駐屯地 開設44周年記念行事

昨年は北宇都宮/宇都宮ともあれやこれやでサボってしまい

今年も宇都宮を朝まで逡巡した挙句に見送ったので、今回は頑張って行って参りました(笑

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良い天気でしたが予報よりも雲が多く日差しが控えめだったおかげで

風が吹けば5月らしいさわやかな気候を感じる事ができる1日でした。

北宇都宮は比較的好天に恵まれる事が多い気がします。


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外来機はここ数年常連さんの館山から飛来した海自SH-60。

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その隣に座間がら飛来の米軍のUH-60。

運転席まで開放していて大人気なのも例年通り。

キャップやTシャツ、ステッカーやパッチなどの物販も人気でよく売れていました。

しかしあの価格であれば、パッチには今風にベルクロを付けて頂きたいものです。

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米軍の隣には県警ヘリと県消防防災ヘリが居ましたが、外来と呼ぶには半端なので割愛。

その先には霞ヶ浦から飛来のアパッチが鎮座ましましておられました。

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地上展示のUH-1には控えめな44周年記念塗装。

その他民間機も多数地上展示に参加しておりますが、私には分からないので割愛。




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航過飛行はいつもの豆粒写真で。

先頭扇形編隊7台がTH-480B、その後ろ3台がUH-1、その後ろ3台がUH-60。

今年はチヌークが参加しませんでしたね。

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北宇都宮飛行学校の教官が編成する展示飛行チーム、ブルーホーネッツによる演技。

既に借り物感など無く全力の飛行展示ですが、やはり私はこの機種には萌えないなあ。

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と思ったら別方向の萌え要素を加える試みが...。

何やらやけに安産型の体形に見えるのは、目の錯覚かもっさり具合の表現なのか。

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UH-60による飛行展示に続き、観客前の展示スペースから飛び立って

そのまま演技飛行に入るアパッチことAH-64。

アパッチは近くで見ると思いの外機体が大きいので、至近から飛び立つと凄い迫力。





次に県警ヘリと県防災ヘリの展示飛行となりますが、今年は警察・消防・自衛隊が

連携して救助活動を行う様子を見せる展示内容となったいた模様で

(毎年の事ですが滑走路の側は案内放送がよく聞こえず、以下想像でお伝えします)

個別にではなく一連の流れの中で展示飛行が行われました。

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まずは県警ヘリが左右の扉から隊員が乗り出し地上を目視捜索する旋回飛行を実施。

県警ヘリも救助活動が出来ますが、今回は捜索に徹して救助依頼を行った模様。

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自衛隊のUH-1が飛来して隊員をウインチで降ろし、要救助者を吊り上げます。

続いてUH-60が捜索救助を行う隊員を懸垂降下で降ろします。

この懸垂降下は降り始めたらものすごく早い降下速度で、あっという間に地上へ。

地上へ下りた隊員は捜索を行い更に要救助者を発見して収容搬送を依頼します。

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県消防防災ヘリがそれに応えて飛来し、隊員2名をウインチで降下させます。

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地上の2名が要救助者を担架に収容して吊り上げの準備を整えたところで

更に1名がウインチで降下、地上からロープの支援を受けつつ担架を吊り上げます。

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地上支援の2名を収容して救助完了です。



実際の災害発生時の救助活動も、この様に連携して行われている事だと思います。

長野県の防災ヘリの墜落事故や、患者搬送の為に函館へ向かっていた自衛隊機の

墜落事故など、このような任務に携わる貴重なスペシャリスト達の悲報が相次ぎました。

高い使命感とリスクを抱えた難しい判断のせめぎ合いとなる職場だと思いますが

どうか最後の判断は自身の安全寄りで頑張って頂きたいと思います、ご安全に!










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さて今回の私の萌えポイントはこちら。

県消防防災へりの隊員さんのヘルメット。

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もっと大きく撮れていると思っていたのですが、帰ってから見たら解像度が低いわ暗いわで

こんな拡大ピンぼけ写真で申し訳ありません。

OPS-CORE のヘルメットの様にレールが付いているのか良く分からないのですが

ヘッドセットがアダプターを介して取り付けてあり(写真では後方に跳ね上げています)

スモークのシールドの他に、側頭部にはCOUNTOURっぽいアクションカメラも付いています。

カメラは全員のヘルメットに装備されている様でした。

これは米軍の使っているシステマチックなヘルメットにかなり近い仕様ですね。

厳しい作業環境ですから、どんどんこういった装備類が進歩すると良いなと思いました。


2017/05/14

Jacket, Flying, Man's TYPE L-2B

連休も終わり気温が本格的に上がって参りまして、真夏の様な日もある一方

昨日はまとまった雨が降り、上着が必要な肌寒い1日でありました。

ちょうど リペアに出ていたL-2B が戻ってきたもので、1日着る事が出来ました。

今季はもう暑くて着られないだろうと思っていたので、ラッキーでしたね。


Jacket_flying_mans_type_l2b_1

入手時には襟のリブがきれいに切り外されておりまして、他のリブも穴だらけだったもので

当ブログでも既にお馴染みの IZUMIYA さんにてリブの全交換をして頂きました。

なのでリブはオリジナルではありませんので悪しからず。

もちろん仕上がりはいつも通りの完璧なお仕事、本当に頼りになります。


********* 追  記 ************

IZUMIYA さんがリブ交換前のジャケットをお店の Instagram掲載 して下さいました。

裾と袖のリブは写真で見ると程度が良い様にも見えますが、近くで見ると穴だらけです。

襟のリブは中のシャツの襟を出すのに邪魔になるので切り取って着ていたのでしょうね。

空軍でもフライトスーツの襟を外に出して着るのが定番だった様なので

こういう着方もアリかもしれません。

************************************

 
写真で撮ると襟&袖のリブと裾リブの色が大分違って見えるのにちょっと驚いたのですが

現物を肉眼で見る上ではほとんど違いが分からないので何でこうなるのか不思議です。

この年代の L-2B や MA-1 には他の年代の物よりも本体のナイロンの色に近い色の

リブが使用されているモデルがありまして、上の写真で言えば裾リブの色がそれです。

他の年代はもっとグレー味の強い色合いなのですが、1968年度の契約品において

このグリーン味の強いリブが使用されているモデルがいくつか見受けられます。

私の手持ちだとコレコレなのですが、今回入手したこのジャケットもグリーン味の強い

リブが付いていましたので、以前にeBayで落札していたリブを使ってみることにしました。

入手時にはやたら緑色なリブが届いたのでがっかりしていたのですが、今回使ってみて

このモデルのリペアに使える事が分かりまして、これは大収穫でした。

なにせ間違えて2回も落札したもので、沢山あるんですこの緑リブ(間抜

Jacket_flying_mans_type_l2b_4

両肩にサブデュード版の中尉の階級章。

左肩には米陸軍の 6th Infantry Division (第6歩兵師団)のカラーパッチ。

これらは元々付いていたものですが、胸にネームテープ等の外し跡はありませんでした。

Jacket_flying_man39

メインファスナーはブラス素材の CONMAR 製。

袖ポケットもベル型の CONMAR でした。

ポケットフラップ無し、エポレットもストームフラップも付いておらず

ファスナーがブラスの L-2B と言えば、MIL-J-7448G か 7448H と相場は決まっております。

決まっておるのですが






Jacket_flying_mans_type_l2b_5

このラベルなのであります。

ストックナンバーはL-2BのSMALLサイズとして正しい番号が記載されていますが

MIL-SPEC(MIL-J-7448H という様な仕様番号)や契約番号(DSA-100-68-C-0158とか)

等の米軍の正規発注品としての記述がありません。

そしてライニングの素材がウール/レーヨンではなくアクリル/レーヨンになっています。

着た感じではウール/レーヨンとあまり違いを感じない(遜色無い)素材です。

またその他の部分の素材や縫製や造りについても、正規発注品と何ら変わらない印象です。

ちなみに仕様的に近いと思われる7448Hのラベルはこちら

Jacket_flying_mans_type_l2b_6_2

品名からも LIGHT ZONE が抜けており、とりあえず米軍の正規の発注品ではない物と

思われるのであります。


CONMAR のファスナーが L-2B に使用されているのはおおむね 7448H までの様で

末期になると SCOVILL 表記のファスナーが登場してきています。

大体1968年前後から CONMAR と SCOVILL の交代が起きているみたいですので

このジャケットもそのあたりまでに製造されたものではないかなあと想像できる訳です。

ALPHA のラベルにこの中央揃えの書式が使われていたのも、1968年までの様ですし。


第6歩兵師団は wiki によると第一次~第二次大戦で活動した後休眠状態となり

1967年のベトナム戦時に再起動されたものの、翌1968年には再び休眠状態になった様で

このジャケットのパッチがオリジナルであれば、米陸軍の中尉さんが再起動時に調達して

着ていた物と考えると年代的にもピッタリ合う訳であります。


今まで ALPHA の民間品については MA-1に関しては記事を書いていますが(コレコレ

L-2B に関しては今までほとんど関心を払ってきませんでした。

なので民間品の L-2B がいつ頃から出回っていたのか全く知らないのですが

今回のL-2Bが民間品だとすれば、MA-1よりもずっと前から存在していた事になります。

しかも素材や造りにおいてオリジナルにかなり近い仕様で。


一部素材が異なる為 MIL-SPEC の表記はありませんが、ストックナンバーが記載されて

いる事から、恐らくは一般市販目的ではなく軍で販売する(いわゆるPX品)目的で製造

された物と考えるのが妥当なんでしょうねえ。

ベトナム戦争の写真で、ヘリコプターの搭乗員が L-2B を着ている写真は何枚も見た事が

ありますし、陸軍のパッチが貼ってある支給品の L-2B の古着も多数見ていますので

陸軍でも航空機搭乗員に支給されていたのは間違いありませんが、支給対象外の兵士や

自費で購入したいという要望が高かったのかもしれませんね。



私がこのラベルの付いた L-2B を初めて見たのは、海外の古着屋さんのサイトだったと

思います。多分もう十数年前になると思いますが、当時は個人輸入なんて考えられず

自分のサイズの出物以外はどんなに珍しくても手を出さない縛りを自分に課しているので

今回は入手まで随分かかりましたねぇ(笑

でも地道に探し続けていれば、いつかはこうやって出会えるものなのです。

  
  
  
  

2017/04/12

BRING PEACE THROUGH SUPERIOR FIREPOWER

「平和は優勢な火力によってもたらされる」

以前に書いた別の PEACE THROUGH SUPERIOR FIREPOWER パッチの記事。



今年は3月中は寒さが続き、冬物好きにはありがたいシーズンでありましたが

4月に入ると流石に春がやって参りまして、今日もポカポカと良い陽気でございます。

朝晩はまだ羽織ものとしてライトゾーンやシェル類が活躍致しますが、それもあと僅かですね。

Bring_peace_through_superior_firepo

何とも A-10 そして AVENGER への愛情に満ち溢れて駄々漏れ状態のこのパッチ。

PVC製なので細部まで作り込まれ、とても良くできております。

A-10につきましては、wiki
某掲示板のテンプレ などをご参照頂ければ

なぜこの航空機が米軍のみならず世界中にファンを獲得し、旧態然とした機体でありながら

現役機として生き永らえているのか、その理由がお分かりになるのではないかと思います。

A-10 と言えば以前に こんなパッチの記事
も書きましたね。

私もご多分に漏れず、そんなファンの端くれなのかもしれません(笑


ここへ来て何やらきな臭い情勢になって参りました。

ミリタリー衣料が好きだからといって、戦争が好きな訳では無いのはもちろんですが

一方的に威力を誇示して我を通す事を常とする国家に対しては

同じ様に威力を持って対峙する国家が出てくるのは、当然の結果なのであります。


上掲の記事の際にも書きましたが、ソフトな外交努力とハードな武力行使とは

バランスの取れた両輪の関係になければ、現実的な話として平和を維持できません。

オバマ政権において外交に重きを置きバランスの崩れたアメリカの両輪は実効性が薄くなり

その揺り戻しによってここ最近の展開が引き起こされているのは想像に難くありません。


日本も今回は当事者の一員であり、対岸の火事として眺めている訳にはいきません。

願わくば、偶発的な事故で火蓋が切られてしまう様な事が無いよう

大いなる自制と威力の衝突の裏での外交活動に期待する他にありません。




2017/03/18

CWU-36/P MIL-J-83382A ~ 83382B

3/1の記事で書いた通り、今季はどうもあまり寒くならなかったおかげというか何と言うか

MA-1やLEVEL3+各種シェルといった冬本番衣料の出番が少なくて

G-1やL-2B・CWU-36/P等の中綿無し薄手フライト系ばかりを着ていたのでありました。

半端な保温力のせいで着られる期間が短いと、正直軽視してきたライトゾーン物ですが

今更ながら魅力に気付き、最近ボチボチと充実化を図っていたりします。



・MIL-J-83382A

DSA100-77-C-1345、1977年度契約品のCWU-36/Pです 。

83382A の前に 83382 が存在するのか、残念ながら調べても分かりませんでした。

Milj83382a_3_2

ラベルは経年により黄ばんでいますが、使用感はあまり無くほぼ未使用だと思われます。

CENTRE MFG 製。


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裾や袖のリブも着用による伸びが感じられず、キュッと締まっていて良い状態ですね。

Milj83382a_2

83382A なので背面はアクションブリーツ付き。

背面内部にはブリーツ左右を連結するエラスティックテープが内蔵されているのですが

実はこの83382A を入手するまで、私はその存在に気が付いておりませんでした。

G-1に付いているのは知っていたのですが、CWUはあまり引っ張られている感触が無くて

M-65には付いていない事もあって、付いていないものと勝手に思い込んでいました。

では何故この83382A では気が付いたのかと言うと、他のCWUよりも左右を連結している

テープが短くて背面がやや絞られており、着用するとそのテープが伸びるのを感じます。

これが83382Aの元々の仕様なのか、テープが伸びていないだけなのかは分かりませんが

他のCWUでは感じる事の無かった着心地なのでありました。

Milj83382a_4

メインファスナーは GENERAL 製、扇型の大きなタブにNOMEXのタブが追加されています。


Milj83382a_5

袖ポケットのファスナーも GENERAL 製でした。

あまりミリタリー用っぽくない造形のタブですね(笑







・MIL-J-83382B

DLA100-80-C-2678、1980年度契約品のCWU-36/Pです 。

CWU-36/Pの現在有効な最新スペックは MIL-J-83382C となっており

それぞれの改定時期は

 MIL-J-83382A → MIL-J-83382B が 1978年5月2日

 MIL-J-83382B → MIL-J-83382C が 1981年10月30日

となっておりました。

1985年の11月1日に 83382C AMENDMENT 1 として小改定が行われていますが

それ以降は現在まで改定が行われていないというのはちょっと驚きですね。

TANカラーの追加とかどうしたんでしょうか。


Milj83382b_3

こちらのラベルも黄ばんではいますが使用感が少なく、着用は少なそうな個体でした。

同じく CENTRE MFG 製なのでラベルの形式もほとんど同じですね。

Milj83382b_1

リブにやや使用感があるのですが、本体はとても綺麗。

アラミド繊維のリブは毛羽立ち易く、使用感が出るのが早い傾向があります。

Milj83382b_2

こちらもまだアクションブリーツ付き。

アクションブリーツは MIL-J-83382B → 83382C の改定時に削除されたのではなく

飛行服発達史によると 83382B の途中 AMENDMENT にて削除されたのだそうです。


で、83382A → 83382B への改定時にはどの部分が変更されたのか

並べてつらつらと眺めて見ましたが、外観上での違いを見つける事は出来ませんでした。

Milj83382b_4

メインファスナーは SCOVILL の大きな扇型のタブ付き GRIPPER ZIPPER です。

Milj83382b_5

袖ポケットも SCOVILLE GRIPPER でした。

うん、この GRIPPER タブが付いていると、ザ・定番という感じで何か安心しますね。

そして続く MIL-J-83382C の記事はこちらになります。




83382A と 83382B を比較したら何か違いが有るだろうなぁという思惑で始めた記事ですが

特に違いが見つからなくてオチ無しとなりました...





2017/03/11

記憶

6年前のあの日は金曜日でした。

私の所では停電になって空調が止まっても、あまり寒い思いをした憶えが無いので

今年よりも季節は進んでいたのだろうと思います。
  
  
東日本大震災発生当日の行動は今でも殆ど憶えています。

翌日の早朝まで停電が続いていた事もあって、その間の記憶はかなり鮮明です。

しかし翌日以降の記憶については、飛び飛びの断片しか憶えていない事に気が付きました。

福島第一原発で緊急事態宣言が発動された事をラジオで聞いたのは、当日夜の帰宅途中で

非常時の緊張で張り詰めた精神状態の私を、かなり鬱々とさせた事を鮮明に憶えています。

そして1号機の爆発が起きたのは...2日後?それとも3日後?
    
  
翌日から急速に記憶が曖昧になるのは

当日は全ての日常行動を中止して非日常的な行動に集中していたのに対し

翌日からはライフラインが一応は復旧した事により、非日常的な対応と同時進行で

日常生活も行わなければならなくなったからだと思います。

翌日が週末なのが幸いではありましたが、当時日常における諸般の活動や責任の類と

この何が起きているのか把握すらできていない進行中の非常事態との狭間で

どちらをどこまで果たし何を優先するべきなのか、かなり困惑していたものでした。

大震災の記憶は未曾有の大津波の恐怖の記憶であり、また未知の原子力事故に対する

恐怖の記憶でもあります。

本来この二つは別に考えるべき事なのでしょう、しかし恐怖を切り分ける事は出来ないのです。



東日本大震災発生から6年、これは福島第一原子力発電所の事故から6年でもあります。

地震を止める事は出来ませんが、原子力事故は備え防ぐ事が出来る筈です。
  
  
  
  

 

2017/03/01

VEST,THERMAL, UNDERWEAR, LIGHT OLIVE (PCS)

そろそろ暖かい日も混じる様になりました。

今年の冬は、私の生活圏に関してはあまり厳しい寒さの訪れが無いまま過ぎていく感じ。

MA-1を何回着たかというと3~4回?LEVEL3 のフリースも2回ぐらい?という。

その代わり L-2BやG-1、 CWU-36/P なんかをよく着ていました。
  
  

Vestthermalunderwearlightolivepcs_1

さて英陸軍に支給されているMTP仕様のPCS (Personal Clothing System) 。

 過去の PCS 関連記事

 JACKET, THERMAL, With Integral Stuff Bag (PCS)

 SMOCK, COMBAT, WINDPROOF, MTP(PCS)

 SMOCK,LIGHTWEIGHT,THERMAL,(PCS) Light Olive

 SANDALS, SPORT, WARM WEATHER

そして以前に同じアンダーウェアである Tシャツ の記事を書いておりますが

今回は長袖で、裏側が起毛された冬用のサーマルシャツです。

カラーは私のお気に入り、何色とも形容し難い曖昧な色である LIGHT OLIVE。

何で品名が VEST なんだろう?と思う訳ですが、検索するとイギリス英語で VEST は

”袖なしの肌着”の事を指すという記述が複数出てきます。

このシャツはどう見ても”袖付き”なのでやはり?なのでありますが、肌着の方については

合っているので、モヤモヤしつつも良しとします(笑


(その他色々とWeb辞書なども見た限りですが、単に肌着という意味で良いみたいですね)

Vestthermalunderwearlightolivepcs_2

サイズはTシャツと同じ170/90(身長170cm/胸囲90cm)で MEDIUM サイズ。

欧米人向けの服で MEDIUM 表記というのは、私には大きい感じがするのですが

英軍の PCS の場合、私にはこのセンチ表示のサイズがほぼそのまま当てはまるので

このシャツもTシャツとほぼ同じフィット感で着る事が出来ました。

袖もわりと細くピッタリ目のサイジングで、インナーに着る事を重視しているデザインです。

首周りはキツくも無くだらしなくも無いという、なかなか絶妙な加減のクルーネック。

Tシャツとは造りが違うのですが、こちらの方が襟周りのフィットが良く落ち着いています。

袖は普通のセットインで、肩の頂部に普通に縫製ラインが通っているのは

前側にオフセットされていたTシャツと異なり、ちょとデザイン思想が違うのでしょうかね。


素材はポリエステル100%となっています。


生地の厚みや起毛の感触は、ユニクロの極暖ヒートテックあたりに似ている感じですが


こちらは薄い起毛なりの自然な保温とTシャツ同様高い拡散放散性を狙った素材であり


洗濯後の乾燥も早く、脱水後にずっしりと重い極暖とは似て非なる服であります。

他のPCS と同様、Made in china の表記あり。

Vestthermalunderwearlightolivepcs_3

生地の表側はTシャツの生地の表側ともよく似ていますね。

裏側はTシャツと異なり薄く起毛されておりまして、着心地が良く暖かさを感じます。


軍用品の中でもインナー類って、
戦闘服らしさも無くて人気のある商品ではありませんが

兵士のモチベーションに直結する快適性においては肌に直接触れる部分であることから

その機能の重要性はレイヤリングシステムの中でも大きな比重を持っています。

日常で比較的安価に最新テクノロジーを楽しむ事が出来る、面白い分野ですよね。

  
  
  
  
  

2017/02/02

Chuck Yeager なパッチ遊び その5

パッチ遊びその5は、2007年9月21日にエドワーズ空軍基地で行われた

音速突破60周年記念飛行での YEAGER 氏です。

60th_anv_yeager_4

何故10月14日ではないのかと申しますと、この日は米空軍の60周年(9/18)記念など

その他の記念行事と合同で式典が開かれたから、という事の様です。

YEAGER 氏は F-16 に同乗して音速突破飛行を行いました。

その時のパッチ構成は上の写真だけではわかりづらいので、以下の写真も併せてご覧下さい。

60th_anv_yeager_5

上側の写真は2007年9月21日ではなく、2011年10月14日に行われた

AFFTC(Air Force Flight Test Center)の60周年記念飛行時の写真なのですが

2007年9月21日の写真に右肩側の見易い写真が無かったので流用しました。

同じフライトスーツをお召しになっておられる様でしたので。


ふむふむ、前回までのパッチで流用出来そうなのは1枚だけですねえ...(泣



60th_anv_yeager_1

という訳で、こんな按配となりました。


ジャケットは前回までと異なる MIL-J-83382C、1988年契約のALPHA/CENTRE MFG製です。

肩のベルクロは形抜きではなく汎用的な四角形なので、パッチ遊びには助かります(笑

60th_anv_yeager_2

AFFTC の AD INEXPLORATA パッチは、前回まで貼っていたものと基本デザインは

同じですがコンピューター制御で綺麗に整った刺繍となり、文字などの色構成も一部

変わっていて何と書いてあるのか読みやすくなっています。

とても綺麗なんですけど、何か無機質な印象で味については薄いパッチですかねえ...

AF MATERIEL COMMAND 章も、前回の50周年とは文字色が変わっているので

地味なところですが新調しております。

尚、肩の大佐の階級章は元々このジャケットに付いて来たものです。

YEAGER 氏のワンスターとは異なるのですが、その為に貼り替えるのも何なので

いつものゆる~い感覚でお見逃しください。

60th_anv_yeager_3

左肩のTPS(Test Pilot School)GRADUATE パッチは65周年で調達した物の流用。

ネームタグはバックのカラーがブルーになり、"GEN" が付かない氏名表記など

既存品の流用が効かなかったので新調となりました(泣

50周年に続き60周年も記念パッチが出ていましたので、一緒に記念撮影。

このUSAFマークが登場すると、かなり最近っぽい感じを受けますね。

(しかし今気が付きましたが、YEAGER 氏が付けている TPS GRADUATE パッチは

周囲にロック留め刺繍が付いた INSTRUCTOR タイプの様です(汗汗汗

また宿題が残ってしまった...)




さてこのシリーズ、”CWUに関しては” 今回で終了となります。

5pattern

うん、調べて悩んで探して、かなり楽しませて頂きました。



もう一つ材料が揃っているネタがあるのですが、これに手を付けるのは

またしばらく先になりそうです...






************* 宿 題 の 提 出 2017/2/15 *********************************



上の記事内で宿題とした TPS(Test Pilot School) GRADUATE パッチについて。

60th_anv_yeager_6

左が上掲の通常版 GRADUATE パッチ、右がインストラクター版の GRADUATE パッチ。

パッチ外縁部にロック留刺繍が施されたのがインストラクター版という事らしいです。


でも TPS のインストラクターパッチといえば

60th_anv_yeager_7

これが有るのに...と私も思うわけです。

EDWARDS 空軍基地の公式サイトの写真を見ても、どちらも並行して使用されています。

これはもう想像でしかないのですが、下の INSTRUCTOR パッチは現役インストラクター用

上の GRADUATE 版インストラクターパッチは、インストラクター資格の保有者用という

使い分けなのではないでしょうか。

写真を見ると若い人が下のパッチを、そして高位の人が上のパッチを付けている様です。

YEAGER 氏が50周年記念時(退役前)には下のパッチを、60周年と65周年時(退役後)には

上のパッチを付けているというのも、この想像の理由のひとつになっています。
  
  
  
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«あけましておめでとうございます。