PCU LEVEL4 WINDSHIRT GENⅡ
今回は Patagonia/READYONE INDUSTRIES 製の、PCU LEVEL4 GENⅡです。
このPCU-GENⅡ世代には、Patagonia製とBEYOND製が存在する様です。
現在ADSで供給しているのはBEYOND製となります。
時期的にはPatagonia製の方が先に納入されていたものと思いますが
一時期、LEVEL4~6が一斉に放出されて市中に出回っていた模様ですので
現行品はBEYOND製に切り替えられているのかもしれません。
以前の記事でBEYOND製は既に紹介しているのですが
今回は両方の写真を併記して細部を比較をしながら進めてみたいと思います。
PCU (Protective Combat Uniform) GENⅡ LEVEL4
WINDSHIRT

カラーはAlphaGreen。襟にフードが収納されています。フロントはIDEAL製コイル式。
ポケットは胸の内側に一つだけで、表からアクセスする事は出来ません。
袖先はエラスティックの絞りのみ。裾にドローコード有り。
生地はラベルの 100%NYLON 表示以外は詳細不明ですが
触った質感はBEYOND製とよく似ています。
生地の裏側はBEYOND程顕著ではありませんが、やはり濃い目の色合いになっていて
何らかのコーティング処理がされているものと思います。
PCU (Protective Combat Uniform) GENⅡ LEVEL4
BORA SHOCK JACKET

カラーはCoyote。襟にフードが収納されています。フロントはYKKのVISLON。
ポケットは胸にナポレオンタイプが一つ。
袖先はベルクロによる調整のみ。裾にドローコード無し。
生地は EPIC Praetrian。


背面のカットはよく似ています。
袖の長さはBORAの方が若干長目の印象。


フロントのファスナーはBORAがダブルスライダー採用で、使い勝手が良いです。

胸のポケットはWINDSHIRTがベルクロ留めの内ポケット形式。
小さい物を入れると落としそうです。
BORAはコイルファスナー付きで内部がメッシュのナポレオン形式。
どちらも裏返して収納袋として使う事が出来ます。
フードの収納方法は異なっています。
WINDSHIRTは襟の下部が開口部になっていて
3箇所のベルクロで留められています。
畳まれていたフードを取り出すと、その下にもベルクロが付いていて
フードを出した後でもちゃんと襟の開口部を閉じる事が出来ます。
フードの調整は縁の部分を絞るドローコードのみ。

襟の高さは約9㎝です。

BORAは襟の上部が開口部になっており
Wスライダーの付いたコイルファスナーで閉じられています。
フードを出すとファスナーを閉める事は出来なくなるので、開口部は開いたままとなります。
フードの調整は縁の部分を絞るドローコードの他に、フードの大きさを調整する為の
コードが別に付いていて、頭にぴったりフィットさせる事が出来ます。

フードの前面には日差し付き。
襟の高さは約13㎝で、かなり高い印象を受けます。
フードの縁を絞ってみました。
引き出したドローコードの行き場が無くて、輪になって余っているのは
何かに引っ掛けたりすると危ないのでちょっと嫌な所。
コードの端は襟の中に入っており、上手く押しこむ事も出来ず。
BORAのフードを絞ってみた所。
BORAの場合コードの端は襟の内側へ出されているので、中へ引き込む事が出来ます。
このタイプは雨の場合、コードを伝って雨水が内部へ侵入する可能性が有りますが
そもそも雨具では無いので、それをそれ程気にする必要は無いのかもしれませんね。
尚、収納方法の違いはそのままフードの形の違いという事でもあります。
WINDSHIRTのフードは襟を根元から一緒に包み込む様な形態になり
それに対してBORAは襟の上端からフードが生えている様な形態となります。
フードを被っている状態ではどちらの形態でも特に支障は無いのですが
フードを被らずに背中に垂らしたままにしておく状況(結構多いと思います)となると
BORAの形態では襟が元の形と機能を保つ事が難しくなります。
対してWINDSHIRTでは、中身が抜けて薄くはなりますが襟は襟としてきちんと残ります。
1枚の生地を脇下側で縫製したシンプルな袖。
脇下部分に別生地を当て、肘の部分にはマチも入っており
ちょっと凝った立体造形になっているBORA。
脇腹部分もシンプルな1本ラインの縫製であるWINDSHIRTに対し
BORAは別生地のパネルを挟んだ構造になっています。
この他にもBORAは2重の縫製ラインを施している箇所が多く
WINDSHIRTに比べて手間はかなり掛かっているという印象です。
WINDSHIRT裾のドローコード調整部分。手馴れた使い易い造作になっています。
こうして直接比較するとBORAの方が良いという話になってしまうかもしれませんが
両者には無視できない価格差という物が存在します。
BORAの価格は本国サイトで $154 となっていますが、日本での入手価格は3倍位でした。
WINDSHIRTは放出品ですので定価は有りませんが、実勢価格でBORAの半分程度です。
この差をどう捉えるかは、実際に購入して使用する人の判断次第となりますね。
只のウインドブレーカーと考えれば、WINDSHIRTですらかなり高価な部類に入りますし。
この種のレイヤリングシステムではLEVEL5が中心とされていて
汎用性の高さから人気も高いのですが、その分高価であり入手性も良くありません。
LEVEL4はミリタリー物らしいディティールに乏しく、ペラペラの癖に割高という印象で
人気は低いのですが、そのおかげで入手性は比較的良く掘り出し物も結構有ります。
LEVEL4の魅力は高い携帯性と高い防風性に、そこそこの撥水性も合わせ持つ事。
単体ではペラペラですが、LEVEL2~3の保温層と組み合わせる事で
真冬の屋外でも非常に快適な活動着にする事が出来ます。
温度調整で脱いでも邪魔にならず、バッグのポケット等に詰め込む事も出来ます。
生地が薄いので本降りの雨には長時間耐えられませんが
(生地に窪みを作って水を垂らすと、染み込まずにコロコロ転がる位の撥水力は有ります)
元々雨の少ない日本の冬で、街着として着る分には問題になる事でも無いと思います。
いいですよ~LEVEL4。












































