2018年2月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28      
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ

あの日を忘れない


常に備えましょう

2018/02/14

ADVENTURE TECH Reversible Gore-tex Parka and Trousers

SPEAR LEP の流れで、しばらく同年代っぽい OLD-SCHOOL なネタなどを。


3Cのデザートカモフラージュと、ナイトカモフラージュの迷彩が表裏になっており

リバーシブルで着られるゴアテックスパーカーです。

しばらく前に海外のショップで叩き売りされていた所を確保。

PROPPER 傘下の製品だった APCU がディスコンになって叩き売りされていたのと

同じ様な時期だった気がします。

Adventure_tec_reversible_goretex_pr

迷彩柄以外で軍用品を思わせるディティールはフラップ上の階級章ループぐらいです。

袖はラグランスリーブ、フードは収納式ではありませんが巻いて留めるストラップ付き。

腰前側左右に雨除けカバーの付いたファスナー開閉のポケットが付いています。

裾はパーカーとしては短めで、伸縮性のドローコードが入り若干絞られています。

Adventure_tec_reversible_goretex__3

詳しい仕様が分からないのですが、恐らく3Cデザート柄の生地が GORE-TEX で

内側に張られているナイトカモ柄のライニングは普通のナイロンの生地ではないかと。

ナイトカモ側に内袋付きのファスナーポケットが付いておりまして、スライダーの引きタブは

ポケットの外と中と両方使えるように2個付いております。

このポケットに本体を押し込んでコンパクトに収納出来るパッカブルな仕様となっていて

その為 GORE-TEX の生地も薄く軽量な2レイヤー品を採用した様ですね。

Adventure_tec_reversible_goretex__2

袖先はベルクロによる調整です。

背面首のすぐ下あたりに四角いベルクロが付いていますが、フードをストラップで

巻いて留める時に使うものです。

Adventure_tec_reversible_goretex__4

セットのトラウザーもあります。

ウエストはドローコードで絞るのみの完全なオーバーパンツ。

腰左右にカバー付きのファスナーが付いていますが、貫通式で内袋はありません。

しかし裏面のナイトカモ側にパーカーと同様リバーシブルスライダーの付いたポケットが

設けられていて、やはりパッカブルな仕様となっています。

ポケットに収納せず畳んだだけでも、3レイヤーの ECWCS などに比べれば

充分コンパクトかつ軽量で、ザックのポケット等に常備していても苦にならないと思います。


Adventure_tec_reversible_goretex__2

Adventure_tec_reversible_goretex__3

シェルの設定が無かった LEP に、派遣部隊がそれぞれ市販品からシェルを調達して

現地へ持っていったという様な話ですので、これらもそれっぽい写真ではあるのですが

同じ物、という訳では無いのかなと思います。

似た仕様のパーカーを数社で製造していたみたいですし。

ADVENTURE-TEC の製品には他にもウッドランド迷彩と3Cのリバーシブル仕様など

数種類が存在していた様です。









*************************************



さて ECWCS の話が出たので、一応 ECWCS の 1st~2nd のパーカーについても

触れておきたいと思います。

今までこのブログで扱った事が無いんですね、自分でも意外ですが(笑

最初の頃に記事を書こうとした事はあったのですが、何か気が乗らずにそのままになり

その後は今更感が強くなって改めて書く事もはばかられ、ズルズルと今日まで。

Ecwcs_gen1_1

1st の初期モデル。

最初期モデルは別にあるので、多分これは2番めあたりのモデルです。

GEN1 は収納式ではない固定式のフード、3レイヤー生地+全面内張り仕様、

肩のポケットは左肩のペンポケット(?)のみ。

フードの周囲に最初期には無い別体ファーを取り付けるホックとベルクロが付いています。

初期のモデルはフロントファスナーを覆うフラップの幅が狭く、二重になったフラップと

ファスナーの引き手等を全て収めてドットボタンを留めるのに四苦八苦させられます。

染色の技術も未完成だった様で、このモデルあたりまでは黒色部分が褪色します。

下の2ndモデルと見比べると分かりますが、黒の染め自体が最初から薄い様ですね。

Ecwcs_gen1_2

1st の後期モデル。

前述の細いフラップが拡幅されて使い勝手が改善されています。

とはいえドットボタンが留め辛いのはあまり変わっていない気もします(汗

ウッドランド迷彩と3Cデザート迷彩が存在し、フードの別体ファー用ホックとベルクロは

発注によって付いている物と付いていない物の両方が存在しています。

これは3Cでホック&ベルクロが付いていない個体ですね。


Ecwcs_gen2_1

2nd モデル。

陸海空軍が 1st モデルを採用する中で、海兵隊は独自の 2nd モデルを採用しました。

2nd はフードが襟への収納式、3レイヤー生地で内張りは無し

肩のポケットは戦闘服と同様の大型マチ付きで、ベルクロ開閉フラップが付いた物が

両肩に取り付けられています。

着丈は 1st よりも長く、腹部フラップポケットの脇は別室で開放されており

中にフリース等は貼られていませんが、ハンドウォーマーとして使える様になっています。

後に陸軍が迷彩を UCP (Universal Camoufrage Pattern) へ切り替えした際に

この 2nd モデルを採用しましたが、ECWCS はすぐにGEN3へと移行してしまいましたので

実際の使用期間はあまり長くなかったものと思います。



1st のウッドランドモデルは妙な人気が出て随分価格も上がっていた様ですが

そろそろ落ち着いたのかな?

この頃の3レイヤーの生地は丈夫で、着て歩く分には何の支障も無いのですが

収納しようとするとかさ張るので、持ち歩くのにはあまり向きませんね。



*************************************



2018/01/26

ZEBRA F-402

いやあ寒いですね。

日陰には融け残った残雪が硬く凍りつき、静かに生贄を待ち伏せています。

トラップに掛からぬように、皆様慎重にご自愛ください。


記事を書く時には、あれこれ検索を掛けて調べる訳ですが

興味深いサイトを見つけると当初の目的も忘れて読み耽ってしまう事も度々です。

今回はそんなサイトの中でも内容がコア過ぎて、書いてある事の1/3も理解できないという

特殊な方達の情報を扱ったサイトで知った、”裏の世界で暗躍している” らしいヤバい奴(笑



Zebra_f402

F-402 Ballpoint Retractable Pen


eBay で2本 $7.29 でした。

出品は多いのですが、送料が高い出品者が多いので二の足を踏んでいました。

今回数百円で日本へ発送してくれる出品者を見つけたので入手。

第一印象は、思ったより小さい...というもので、私は今風の太めのペンが苦手なもので

細身のペンを探して使っているのですが、普段使っているそれよりも細く全長も短いペンでした。

(その短小さ故に、MA-1 や L-2B のペンサックに挿すのにはちょうど良い按配でしたが)

基本的に筆記具についてはラバーの滑り止めグリップも好きでは無いのですが

このペンに関しては
著者が言う様な使い方をする際にはきっと役に立つだろうと思います。

それにしても特殊な人達の巨大な手でちゃんと掴めるのか?と不安になる小ささです。

ボールペンとして使う上では何の問題もなく滑らかに走る良いボールペンでありますが。

尚、用途外の使用をして芯を駄目にしてしまった場合、国内で手に入るF-0.7芯が

替芯に使えそうな気がします、というあまり必要の無い情報(笑






2018/01/23

SPEAR LEP LAYER4, FLEECE JACKET

米国では19日から公開が始まっているんですね。

原作はこちらの本、でいいのかな?

Photo

「アフガン、たった一人の生還」と同じ頃に出版されたので私も読みました。

早川書房刊なのですが、映画化されたのに絶版のままなのでしょうかね...

映画の方も日本公開は有るのか無いのかすら分からない状態ではありますが。



主演はクリス・ヘムズワース。


12_strong_2


アメコミ映画のマイティ・ソーで主演のソーを演じている方ですね。

そう言われるとテレビで見た憶えがあります。



で、日本公開が無理なら「13時間」の様にブルーレイで出して頂けないかと所望しつつ

ホース・ソルジャーと言えばコレ!と押し入れの奥から発掘して参りました

Spear_layer4_fleece_jacket_1_2

SPEAR LEP LAYER4, FLEECE JACKET


POLARTEC の CLASSIC 300 という生地を使用したいわゆる黒フリースですが

ECWCSの黒フリース
とも異なり、特殊部隊向けの装備品として支給されていた物です。

・SPEAR (Special operation forces Personal Equipment Advanced Requirements)

・LEP (Lightweight Environmental Protection)

発注仕様も袖の取り付けがラグランスリーブではなくセットインだったり

メインファスナーがダブルスライダーの ECWCS に対してシングルスライダーだったり

裾にドローコードは無く、ストレッチ生地で絞られたジャンパータイプのデザインだったり

袖先もストレッチ生地ですぼまっているだけでベルクロ調整が付いていないなど

ECWCSのフリースとは外見上で分かる差異が結構あります。

ちなみに上掲写真ミッチ・ネルソン大尉を演じるクリス・ヘムズワースが着ているフリースは

肩にラグランの縫製が見えますので ECWCS のフリースみたいなんですけどね...(汗

うん、当時の写真でも何か ECWCS 着てるっぽい人も居る気がするし、映画だし。


Spear_layer4_fleece_jacket_5_2
Spear_layer4_fleece_jacket_7_2
Spear_layer4_fleece_jacket_4_2
Spear_layer4_fleece_jacket_8
Spear_layer4_fleece_jacket_6_2
Spear_layer4_fleece_jacket_3_3


当時こういった見るからに特殊な人々が着ている写真を、今は亡き Military Photo から

あれこれと拾い集めてきて、ECWCS の黒フリースを入手した訳なのですが

何か入手したブツは写真のとは違うよなあと薄々思っていたら、やっぱり違ってました(笑

その後あちらこちらのサイトで違いについて勉強させて頂いて、現物も入手しましたが

その頃には CLASSIC 300 のフリース自体、あまり着なくなってしまっていたので

そのまま押入れ補給庫の奥へと追いやられてしまっていたのでありました。



でも映画化なんていうこれ以上無い復活の機会を得た訳ですので

”乗るしか無い、このビッグウェーブに!”

Spear_layer4_fleece_jacket_2

という訳でホース・ソルジャー3点セット。

本当はフリースキャップではなくニットキャップなのだと思うのですが


真冬でも運動すれば結構汗をかく私は、気兼ね無く洗濯できる化繊がお気に入り。

BDUは冬用にリップストップではなくナイコン50/50厚手ツイル生地の方を用意しました。

寒いうちに公開してくれればこの格好で観にも行けたのですが、無理そうですねえ。


上のトレーラーを見るとBHDでサンダース軍曹を演じていたウィリアム・フィクナーが

マルホランド将軍役で出ていたりして、そういえば制作はジェリー・ブラッカイマーだっけ

などと同窓会っぽい感慨も抱きつつ、公開の情報を待ちたいと思います。




***** 追記 *****

映画の方ではなく実際に派遣された方達が登場するドキュメンタリー動画の

高解像度版を見つけましたので貼っておきます。



***** 追記終わり *****




2018/01/20

5.11 TACTICAL DEFENDER-FLEX SLIM PANT

RIDGELINE PANT の記事を書いた時に、「本当はDEFENDER-FLEX SLIM を

試したかった」などと書いたのですが、その試したかったブツをやっと手に入れました。

 

あの後国内でも販売するお店が出てきてはいたのですが、品名の表記が曖昧で

DEFENDER-FLEX SLIM なのか DEFENDER-FLEX STRAIGHT なのか確証が持てず

別の店では私のサイズは入荷が無かったりで、結局米国の 5.11 で直接買いました。

日本への発送が制限されているモデル(禁輸品とかでは無く、多分代理店への配慮)なので

転送屋さんにお世話にならざるを得ず、パンツ1本買うだけなのに面倒な事この上ないです。


511_defenderflex_slim_pants_1

色はいわゆるカーキ色の Stone 。

デザインは殆どジーンズと同じという感じで、カーゴポケットは付いていません。


生地は 8.8 oz. stretch Cavalry twill (66% cotton / 31% poly / 3% elastane) となっています。

ストレッチの入ったポリ/コットンの混紡生地ですが、シャリ感の無い厚手のツイル生地です。

チノパンに使われるチノクロスに似ている感じですかね。

デニムと同様、日本の梅雨~夏に穿くのはちょっと暑いかもしれません。

製品となった段階でかなり強くウォッシュされているようで、質感は最初から古着風です。

なので洗濯してみましたがほぼ縮みは出ませんでした、ストレッチ性も高い生地なので

仕上がりの寸法で買っても大丈夫そうです。


511_defenderflex_slim_pants_2_2


511_defenderflex_slim_pants_3

背面側もベルトループが太く数が多いぐらいで特に目立つディティールはありません。

ポケットもジーンズ風の貼りポケットが2つあるだけに見えます。

511_defenderflex_slim_pants_9

腰前面側のポケットは左右にひとつずつ、右側にはコインポケットも付いています。

ただしこの一見コインポケット風なポケットは普通のジーンズのそれよりずっと大きくて

511_defenderflex_slim_pants_4

ご覧の様にスマホがスッポリと収まってしまう大きさがあります。

何やら目のスケール感が狂った様な感覚に襲われますね(笑

511_defenderflex_slim_pants_8

フロントトップは金属製のボタン留めで、ファスナーは5.11の刻印が入ったブラス製。

スライダーのタブはスプリングでロックが掛るタイプの物でした。

ポケットの内袋は5.11のオリジナルっぽいちょっと変わった柄入り生地が使用されていて

その生地がベルトループ下端の縫製部に共縫いされているのは、力の掛る部位なので

強度を考慮しているのかもしれません。

511_defenderflex_slim_pants_5

背面側は貼りポケット2つに見えますが RIDGELINE PANT と同様、左右のこの位置に

スマホがこんな具合に収まるポケットが付いています。

コンシール性に付いては、前面にエクストラポケットが付いていた RIDGELINE と比べても

更に高くなっていて、これをタクティカルパンツだと気付く人は殆ど居ないでしょうね。

逆に言うとタクティカルっぽいディティールが欲しい人には魅力の薄いパンツだと思います。

私はこのスマホ収納位置が気に入ってしまったので、それだけで買ってしまいますが(笑




さてRIDGELINE PANTS とスリムさについて比較してみます。

上下に重ねてみた所、上がDEFENDER-FLEX SLIM 、下がRIDGELINE。

511_defenderflex_slim_pants_6

裾幅もかなり違いますが、それよりも気になるのは

同じサイズ表記のパンツでウエストのトップをぴったり合わせてあるのにも関わらず

何でこんなに丈が違うのかという...

実際穿いた感じではこの丈の違いを特に感じる事が無いのがまた不思議なのですが。

横向きで比較。左がRIDGELINE、右が DEFENDER-FLEX SLIM。

色はどちらも同じ Stone 。

511_defenderflex_slim_pants_7

DEFENDER-FLEX SLIM はお尻の下辺りから絞りが入って確かにスリムになっています。

RIDGELINE も 5.11の製品の中では決して太いパンツでは無いのですが

この対比では分が悪いですね。

RIDGELINE は今時のパンツらしい膝の曲がりに合わせた立体的なデザインですが

DEFENDER-FLEX SLIM は伝統的なジーンズ様のストンと真っ直ぐなデザインです。

この違いが見た目の丈の違いを大きくしているのかもしれません。



SLIM を自称しているので、もっと細いパンツかと期待してしまっていましたが

これで大体普通のストレートジーンズ相当というところだと思います。

それでも 5.11 の製品群の中ではかなり細いパンツである事に違いはありません。

暑い時期は RIDGELINE、それ以外は DEFENDER-FLEX という使い分けが

今年のお気に入りとなりそうです。








2018/01/04

Blackhawk Warrior Wear 3 Layer Jacket

今までの BLACKHAWK! 製品関連記事。

ソフトシェル

ソフトシェル その2

BlackHawk Warrior Wear Light Assault Boot

BlackHawk Warrior Wear Light Assault Boot END

BLACKHAWK! I.T.S. HPFU Pants OliveDrab

BLACKHAWK! I.T.S. HPFU Pants DM3 Desert Digital



BLACKHAWK! は米国のミリタリー/タクティカル総合用品メーカー。

樹脂製のホルスターやベルト等の装備品で一定の評価がありシェアを誇っています。

アパレルについても以前より積極的に展開してきておりますが、同カテゴリーに君臨する

業界の巨人 5.11 程の定評は得られていないようです。

上記の通り今までにも同社の衣類はいくつか試させて頂いておりますが

価格/品質面で満足出来る製品を供給して下さるメーカーだと認識をしておりますので

今後も頑張って頂きたいと思います。



さて上記2010年の記事で紹介しております Training Jacket 。

Blackhawk_warrior_wear_training_jac

こちらは冬期のトレーニング用と称され薄手のソフトシェル生地を使用した

ジャージといった感じのジャケットでありますが、商品構成として 3Layer システムの

インナーとしての位置付けもされていたのでありました。

その為身幅や袖についてもかなり細身のデザインとなっています。



Blackhawk_warrior_wear_ops_jacket_1

その 3Layer システムの2層目に当たるのが厚手のソフトシェル、
OPS JACKETです。

基本デザインは Training Jacket と同様ですが、生地が裏側の起毛も含め厚くなっており

伸縮性も高い、いかにもソフトシェルらしい生地が使用されております。

表面は耐久撥水加工が施され、生地を縫い合わせる縫い目の部分にはシーリングの様な

テープが貼られ、防水仕様のファスナーと共にソフトシェルながら防水にかなり気を配った

仕様とされております。

Blackhawk_warrior_wear_ops_jacket_2

内側は3層のソフトシェル生地そのままなのは背中部分のみで

その他の部分はメッシュ生地が内側に貼られており、外側と内側のファスナー口から

それぞれ別室となるポケットにアクセス出来るデザインとなっております。

Blackhawk_warrior_wear_ops_jacket_7

前面の3箇所に加えて背面腰部分にもファスナー口が設けられておりまして

前述のメッシュ生地によるポケット、及び換気口としても使える様になっています。

Blackhawk_warrior_wear_ops_jacket_5

ファスナーはYKK製でフロントは樹脂製の丈夫な物。

スライダーはスプリングでタブがロックされるタイプで誤動作を防止。

各ポケットのファスナーは防水タイプが採用され、周囲にシームテープも貼られています。


Blackhawk_warrior_wear_ops_jacket_6

肘にはシームテープと同素材が補強的に貼られています。

この素材は表面にゴムの様な感触のツブツブが付けられておりまして、シームと共に

補強と滑り止めの効能も持ち合わせている様です。


写真で見ると横幅の広いジャケットにも見えますが、幅が広いのではなく丈が短めです。

動き易さとガンベルト等の装備品との兼ね合いを考慮したデザインだと思います。

もちろん Training Jacket とレイヤリングしてもぴったりと納まる寸法になっています。

とても柔らかい生地で BEYOND の COLD FUSION をちょっと思い出す着心地でした。





Blackhawk_warrior_wear_element_shel

3Layer システムの3層目にあたるのがElement Shell Jacket。

透湿防水素材を用いた一番外側の外皮になります。

上述2着を中に着ても余裕の大き目な寸法とされています。

ポケットは前面腹部左右に2つ、肩左右に2つの計4箇所。

Blackhawk_warrior_wear_element_sh_2

内側の縫い目にはやはりシームテープが施されています。

ウエスト部は背面腰部にのみドローコードが通されて絞れる様になっておりました。

Blackhawk_warrior_wear_element_sh_3

前面ファスナーは YKK の VISLON でダブルスライダー付き。

ファスナーを覆うフラップは二重に被さる仕様となっています。

ポケットの防水ファスナーは OPS JACKET と同じ物と思われます。

Blackhawk_warrior_wear_element_sh_4

フードは大き目で顔周囲と側部にドローコードが設けられ、大きさが調節出来る仕様。

Blackhawk_warrior_wear_element_sh_5

脇下にはダブルスライダーのビットジップが設けられております。




BLACKHAWK! はアパレルの製品を一新しましたので、これらのモデルは既にディスコン。

最後は LAPG 等でかなり安価に叩き売りされていた様です。

全て MADE IN CHINA の表記となっておりまして、中国製が悪い訳ではありませんが

実際着てみた感想として、素材の生地も恐らく中国製だったのではないかと推察します。

トレーニングジャケットは冬期のトレーニング用とわざわざ銘打ってありますが

なぜそう称したのか着てみて理解したのは、この生地もの凄く蒸れるのです。

安静時は良いのですが、体を動かすと一気に暑くなって汗が吹き出す事態になります。

ただその特性のおかげで運動時以外は薄手なのにそこそこ保温してくれますので

暖房下での羽織ものとして、体を動かす時には脱ぐというお約束の基に

今でもお気に入りとしてよく着ておるのであります(笑

しかし本来の用途としては評価されなかったであろう事は想像に難くありません。

3着全てを着込んだ訳では無いので評価は難しいですが、一部の製品の評価によって

全てが判断されてしまう、また判断出来てしまう場合も実際あると思います。

プロが使う道具って率直にシビアに評価されてしまうので

「とりあえず製品をラインナップして、ウチもこの流れに乗りたい」的な参入方針では

なかなか評価を得るのは難しいだろうなあと思う今日この頃。






2018/01/01

あけましておめでとうございます。

あれこれとやってはいるのですが

あまり新年向きのネタが無くて、ご挨拶のみとなりました。

すっかり月刊化致しておりますが、本年もマッタリとお付き合いのほど

よろしくお願い申し上げます。

2017/12/02

KRYPTEK VALHALLA PANT

KRYPTEK は米国で主に狩猟用の衣類を製造販売するメーカーです。

爬虫類的と言うか、昆虫的と言うか、オリジナルの特徴的な迷彩柄で有名ですね。

私はどうも生理的にアレを好きにはなれないみたいなので、迷彩の図柄は割愛します。

興味のある方はリンク先にてご覧ください。


で、製品の殆どをその迷彩柄が占める中で

この VALHALLA PANT については単色の設定がありまして

Kryptek_valhalla_pant_6
現在は左から Olive Stone Brown のいわゆる定番な3色がラインアップされています。

Kryptek_valhalla_pant_1

VALHALLA PANT は5年程前から販売されていたみたいで、新しい製品ではありません。

以前から関心はありましたが機会に恵まれず、今頃になって入手へ至りました。

素材は ポリエステル88% スパンデックス12% で薄く軽くよく伸びて柔らかい生地です。

KRYPTEK はミニマリスト・パンツと呼んでいますが、確かに過剰な部分の無いシンプルな

春夏秋向けの3シーズンパンツです。

生地の感触的には 5.11のTraverse Pant を更に薄くしたような感じで良く似ています。

Kryptek_valhalla_pant_7

Kryptek_valhalla_pant_5

ポケットは前面腰部に内袋付きのスラッシュポケットが左右2箇所。

背面のお尻部分にジーンズの様な貼りポケットが2個。

そしてカーゴポケットは左右の太もも部の比較的高い位置にありまして

更に真横ではなくやや太腿裏側に配置されています。

Kryptek_valhalla_pant_9

上部が斜めにカットされた縦長の開放ポケットは500mlのペットボトルがすっぽりと入る

大きさで、その下部には小さい別室のジッパーポケットが設けられています。

右のポケットだけ同色系の糸でロゴマークとブランドが刺繍されています。

薄く柔らかくビヨンビヨンと伸縮性の高い生地に 500ml のペットボトルの組み合わせは

振られるので歩行し辛くなりがちなのですが、この太腿裏側方向へ寄せられた配置と

腰から膝上までは比較的細身にされているデザインにより、振られ感が少なくなっています。

ただ車のシートなどに座った場合は、この位置だとやはりちょっと邪魔かもしれません。

Kryptek_valhalla_pant_3

ベルトループは今風の太め。

トップは昨今流行のリボン式ボタンで留めるタイプ。

股の部分は裂け防止として定番の菱形ガセ
ット仕様になっています。

Kryptek_valhalla_pant_4

使用されているファスナーは全てYKKのコイル式でした。

ウエストのベルトライン内側は肌触りの良い素材が貼られていて

トップスをインせず素肌で穿く場合でも快適な穿き心地を提供しています。

ジャケット等と同様の壁のフックへ引っ掛けて吊るす様なループが付いているのは

ちょっと謎ですね、ズボンを脱いで壁に吊るすものかしら...。

元々狩猟用の服なので、濡れたりした時に乾かす目的で付いているのかもしれませんね。

Kryptek_valhalla_pant_2

背面側のベルトループにロゴマークの刺繍あり。

Kryptek_valhalla_pant_8

横から見たデザインはこんな感じ、膝下が絞られておらず裾がやや広がり気味なのは

暑い時期に穿く事を前提として、空気の出入りによる換気を意識しているのだと思います。

5.11の Traverse Pants もこんなデザインでしたね、あちらの方が後発だと思いますが。



総じてとても穿き心地が良く歩きやすいパンツです。

3シーズン用ですが、この時期でもインナーにタイツを穿けば問題無く穿けます。

同じアウトドアパンツでありますが、先日の XPEDITION PANTS とは対極的な製品。

あちらが色々と詰め込んだマキシマリストだとすれば、こちらは正にミニマリスト。

このパンツのレビューを検索すると「すぐに破れて云々~」という内容も出てきますが

そういう使い方をなさる方こそ XPEDITION PANTS を穿くべきなのだと思います。


素材的に表面の擦過に対する耐久性が心配ですが、暑い時期のウォークパンツとして

Arc'teryx の Rampart Pants と並んでお気に入りとなりそうな気配がしています。








2017/11/06

SMOCK, COMBAT, WATERPROOF AND MVP MTP

またスモックですのよ、奥様(笑


過去のイギリス軍物シリーズ・SMOCK系記事。


SAS SNIPER SMOCK

Arktis B110 Basic Smock D-DPM

Arktis B221 Kommando Parka DPM

SMOCK, COMBAT, WINDPROOF, MTP(PCS)

SMOCK,LIGHTWEIGHT,THERMAL,(PCS) Light Olive

JACKET, Black, Field



WATERPROOF AND MVP は防水&透湿(Moisture Vapour Permeable)という意味です。

出回っている時の商品説明には GORE-TEX と書かれている場合も多いですが

現物において商標は確認しておりませんので、防水透湿性素材を使用という意味に

捉えておくのが宜しいかと思います。



Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_1

デザイン的には WINDPROOF のSMOCK とほぼ同じ。

PCS にはLightweight Jacket/Trousers MVP という、同じ防水透湿素材を用いた上下服が

以前から存在しており、eBay でも 各DPM 版 とMTP 版 が安価に多く出回っています。

Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_1

米軍 ECWCS GEN3のLEVEL6 と GEN1~2のパーカーとの関係に似ていますが

こちらはパーカーの方が後から登場した模様で(このパーカーのD-DPM やW-DPM 版は

存在していないと思います)流通数はまだあまり多くない印象です。

またセットとなるパンツも存在するのか確認できていません。

そもそも PCS の PDF に載っていないのですよね...

価格も Lightweight 版と比べれば高目ですが、昨今のECWCSパーカーの高騰に比べれば

手頃な価格で流通していると思います。

Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_4

フード下部に付いている丸い物は、フードを巻いて収納する時にストラップを掛けるボタン。

Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_3

表側の防水透湿素材は、表皮ナイロン+メンブレン+内側メッシュの3層構造の様です。

このスモックではその内側に別体で薄手のライニング生地が付けられています。

この黒いライニング生地は、現在ではライトオリーブの生地に変更されているみたいですね。

表面が微起毛という感じの素材で、相変わらず英軍物はライニングの滑りが悪い(苦笑

裾の方に付いているボタン2個は補修用の予備だと思います。

Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_7

内側の腰部分左右から出ているウェストのドローコード。

三分割された作りは前回の黒スモックと同じです。


Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_2

WINDPROOF と異なる部分がこのフラップ。

ファスナーの左右にフラップが付いていて、交互に被せる2重仕様となっています。

ファスナーは上下から開閉出来るダブルスライダー付き、メーカーは不明。

裾にはコードロックが付いた伸縮するドローコードが通されており調節は簡単です。


Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_6

フラップの内側になる部分にナポレオンタイプの胸ポケットの入り口が付いています。

内袋は胸の部分一面となっており結構大きいポケットです。

Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_5

フードは縁にお約束の針金入り。

フード内側にもライニングが付けられています。

顔の周囲を絞ってフィットさせるドローコードが付いていますが、他に調整機構は無し。

内部に見える紐はフードを巻いて収納する際に使用するストラップ。

Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_1

脇下にダブルスライダーの付いたビットジップが設けられています。

WINDPROOFと同様の物で、やはり開口部はECWCSのそれと比べると小さめ。

Smockcombatwaterploof_and_mvp_mt_10


両袖の肩部分に付いているポケットも WINDPROOF と同仕様。

大きなベルクロスペースに国旗付きのカバーが付けられているのも同様。

ポケットの入口がフラップと一緒に折れる事で水等が入りにくい仕様になっています。


Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_8

胸のポケット内部にはペンを挿せるペンサックも付いています。

Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_9

腰のポケットも WINDPROOF と同じ造作ですね。

Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_3

腰ポケットが二重構造で横から手を突っ込めるハンドウォーマーになっている所も同じ。

この肌触りの良いフリースポケットは冬服としてとても重宝します。

Smockcombatwaterploof_and_mvp_mtp_2

袖口もベルクロで絞るのは同様ですが

Smockcombatwaterploof_and_mvp_mt_12

こちらは内側にもう一つエラスティックとベルクロで絞れる袖が付いています。

この部分の素材は防水素材では無いと思いますが、防水手袋との組み合わせで

袖口の守りを固めやすい造りだと思います、やはり雨の多い国は米国とも一味違う。
 

Smockcombatwaterploof_and_mvp_mt_13

未使用品だと思いますが安っぽい素材のラベルは既にヨレ気味。

品名に"(PCS)"の記述が無いので、標準支給品の中に含まれる服では無いようです。

誰向けの衣服なんでしょうかね?

着た感じは米軍 ECWCS のパーカーよりは素材が柔らかくゴワつき感は少なめ。

ポケット等の仕様も含めて、服としてはこちらの方が着易いかもしれませんね。






2017/10/11

SKRAM (Survival Kit, Ready Access, Modular) GO BAG

涼しくなったり、暑くなったり。

季節のせめぎ合いが始まると、今年の夏も終わりだなあと感じます。


Survival_kit_ready_access_modular_1

アカトラさんの記事でほうほうこれはと思い、安い出物を探して入手。

(アカトラさんのお店、エフイー・ミルサープ では売っていなかったので)

SKRAM についての詳細は、こちらのドキュメントPEO SOLDIER などをご覧頂ければ。

主に航空機の搭乗員向けに72時間の生存を目的としたサバイバル装備をまとめた物で

さっと持ち出しやすい様に小ぶりなパックに入れて機内に括り付けておくみたいです。

その為か厚みも薄く、壁や天井に括り付けておいても邪魔になりにくい大きさだと思います。

色は陸軍のUCPや空軍のABUのデジタルタイガーと基調が合う FORIAGE GREEN。

航空機の装備らしくFR素材が使用されているみたいです。

Survival_kit_ready_access_modular_2

ショルダーベルトは付いていますが背面の2重ナイロンの中に収納出来る簡易な物で

細いストラップにシートベルト等に使われるナイロンのベルトが縫い付けられているだけ。

パックとしての使用時よりも収納時の都合を優先した造りですね。

最上部に付いている「取っ手」は頑丈な物で、ここをガッと掴んで機体から飛び出す

いかにも”Go Bag”らしい装備であります。

ショルダーのストラップの他に、下部に2本別のストラップが出ていますが

これは上掲ドキュメントの写真にある通り、寝袋を固定する為のストラップの様です。

Survival_kit_ready_access_modular_3

開閉するファスナーはぐるっと外周に付いており、フラップで覆われています。

Survival_kit_ready_access_modular_4

フラップの中のファスナーは頑丈なYKKの樹脂ファスナーでした。

ファスナーの上に付いている「蓋」はベルクロで開閉する様になっており、剥がすと

メス側に切り込みが入っていて、パック内部からコード類を外に出せる様になっています。

Survival_kit_ready_access_modular_5

パックを横から見たところ。

左側面にも上部と同じ「蓋」が設けられています。

側面を絞って内容物が動かないように固定するストラップが3箇所も付いているのは

室内装備の固定にうるさい航空機装備ならではの仕様かもしれません。

見ての通りスクウェアで薄手な割りとスタイリッシュなデザインなので

街使いでも邪魔にはなりにくいと思いますが、このバックルをパックの開け閉めの都度

外さなければならないのは使い勝手が悪そうです。

Survival_kit_ready_access_modular_6

Survival_kit_ready_access_modular_7

内部は背面側にご覧の通り底までズドンと深いポケットが付いている以外は

何も造作が無くガランとしております。

Go Bag と言えばS.O.Tech の Go Bag というぐらい有名な製品がありまして

私も安価なコピー品を買った事がありますが、あちらも中はがらんどうでしたねえ...。

街使いに色々と小物を入れると、中で乱雑に散らばるので使い辛いんですよね。

この深いポケットはご覧の通り厚みはありますが幅は20cm程度しか無いので

ハイドレーションを入れることは出来ますがブラッダーによっては納まりが悪いかもしれません。

ドキュメントの方に記載がありますが、SKRAM のシステムとしてはハイドレーションは

別のキャリアが用意されていて、必要に応じパックのMOLLE ウエビングを使用して

増設する事になっています。

なのでこのポケットは、コードを通せるベルクロの蓋と合わせて考えると

ハイドレーション用ではなく無線機を収める事を想定しているのではないかとも思います。

Survival_kit_ready_access_modular_8

付いていたラベル。

LOT NUMBER の所には 2014年5月21日 とスタンプしてある様です。




さて上でご覧頂いた PEO SOLDIER の写真の通り

Survival_kit_ready_access_modula_15

この Go Bag には必要な内容物を整理分類して収納し、中にスッポリと収める為の

インサートバッグが存在します。

なるほどこれを収めるので中ががらんどうだった訳なのですね。

しかし放出されて流通しているパックは”ガワ”だけなのでありまして

このインサートバッグは残念ながら付いておりませんでした。

中身だけ出回っていないものかとちょっと探してみましたが

現時点では残念ながら出物を見つける事はできませんでした。

なれば何か代用品をと探してみたところ 、あるんですね、こんな物が。

Survival_kit_ready_access_modular_9

CONDOR VA7 : Pack Insert

基本的にはメディカルパックのインサート用として企画された製品の様です。

CONDOR は正式名を Condor Outdoor Products Inc といいまして

アウトドアとなっていますが、米国のミリタリー/タクティカル用品の大手メーカーであります。

日本でも知名度の高いメーカーですが、「タクティカル用品界のユニクロ」などとも呼ばれ

前回のTRU-SPEC 同様、価格的にお手頃な大量生産品を供給するスタンスがゆえに

やや格下に見られているメーカーでもあります。

Survival_kit_ready_access_modula_10

さて底板を挟んで二つ折りになっているのを広げるとこんな按配となっています。

Survival_kit_ready_access_modula_11

こちら側はSKRAM のインサートバッグとよく似た構成ですね。

ベルクロでフラップが開閉するポーチが3連で付けられています。

2つは中身が見えやすい透明ビニール、1つはメッシュ生地のポーチとなっています。

Survival_kit_ready_access_modula_12

こちらは伸縮するエラスティックテープが様々なパターンで縫い付けられたパネル2枚。

大物から小物まで様々な物品を固定出来る様になっています。

3連ポーチ側も同様ですが、取り付けはベルクロ式となっておりまして

剥がして自由に配置を変えられます。

また同様なベルクロ付きの装備品を用いて目的に応じた構成に変える事も出来ます。

Survival_kit_ready_access_modular_1

以前記事にしたMEDIC BAG の中身を試しに入れて見るとこんな按配になります。

元がメディカル用途なので入れてみましたが、もちろん財布や電子機器など

普段持ち歩く身の回り品を整理して収納するのにも向いていると思います。

Survival_kit_ready_access_modula_13

こんな感じでインサート自体もほぼピッタリと納まります。

これで街使いにも使えるパックにはなりました。

ただ、このインサートでほぼ一杯になってしまうので、出先で買い物した物を入れたりとか

いわゆるカバンとしての使い方が出来る余地はあまり大きくないというのが玉にキズ。

ウエストポーチの拡大版的な使い方になると思います。

メディカルインサートは本来使用時にパックから取り出してその場に広げて使うものなので

小物をパック内でごそごそ出し入れするのにはやはり使い勝手があまり良くないのですが

そこはもうコレを使いたい!っていう欲求を優先すれば我慢できる範囲ではないかなと。

Survival_kit_ready_access_modula_14

そこそこ内容物を入れて背負うには、やはりショルダーベルトは貧弱なので

LBT 製のショルダーパッドを取り付けてみました。

差し込むだけなので付け外しも簡単ですし寸法もピッタリでした。

Ranger Green なので色が合いませんが、アクセントになって却って良い感じです。





2017/09/01

TRU-SPEC MEN'S 24-7 XPEDITION PANTS

TRU-SPEC は、米国のミリタリー/タクティカル用品メーカーです。

市販衣類の展開が中心で、かつては米軍のBDUのレプリカなどが主力の商品でしたが

しばらく前から 24-7シリーズという独自企画のタクティカルラインを展開しています。

正直な所、積極的に手を出したいブランドという訳では無いのですが

オリジナルで面白そうな製品を出しているのに気が付きまして、入手してみました。



MEN'S 24-7 XPEDITION PANTS 

Truspec_247_xpedition_pants_1

色は Charcoal です 。

「チャ」という音が入っていると、なんとなくブラウン系の印象を持ってしまう日本人な私。

黒に近い灰色というか紺色と言うか、現物はもう少し青味がかったグレーに見えます。

デザインを米国の人気サバイバル番組 ALONE の第一シーズン優勝者である

Alan Kay 氏と行ったというのが売りの様ですね。

軽量で高い耐久性を持ち、キャンプ・登山・ハイキング等の幅広い屋外活動に適している

と謳われています。

今年の年明けの SHOT SHOW でお披露目された新製品の様です。


素材はメインがポリエステル65%/コットン35%のリップストップ生地で

各部に配された4WAYの伸縮生地がナイロン91%/スパンデックス9%となっています。

表面にはDWR(耐久撥水加工)が施されています。

洗濯をしてみましたが、一緒に洗った納入品のBDU(ナイコン50%/50% リップストップ)

と比べても乾燥にかかる時間に特に差は無い感じでした。





Truspec_247_wpedition_pants_11_2

上図網掛けの部分(背面ベルト下と太もも裏側と股間)が伸縮素材になっています。

前面カーゴポケットも伸縮素材になっていますが、外側のみで内側はポリコンなので

ここの伸縮素材は着心地にはあまり影響しません。

主要な構成と機能は公式の動画を見て頂くのが一番分かりやすいですね(汗





Truspec_247_xpedition_pants_3

ベルトループは極太ではありませんがやや太めで、下端にD環等を付けられるループ付き。

ウエストはエラスティックで伸縮しますが、縫い込んでシワが寄るタイプの伸縮ではなく

差し込み構造になっており外観からはそれと分からない凝った造りになっています。

5.11の STRYKE PANTS なんかも同じ様な構造になっていましたね。

腰ポケット左右は下部にクリップ付きのナイフやツールをセットする為の補強付き定番仕様。

内袋には伸縮素材が使われています。

太もも部のカーゴポケットは定番の横ではなく前面に配置されています。

これは伸縮素材を使うカーゴポケットの振られ対策として、ひとつの回答かもしれません。

ポケットの厚みは薄く内容量は多くありませんが、伸縮素材なので多少の無理は効きます。


また底の部分にはリップストップ素材が使用されていますので、多少重量の有るものや

尖った物を入れてもす
ぐに傷んで穴が開いたりという事も無いだろうと思います。

Truspec_247_xpedition_pants_9

右足側のカーゴにはダイレクトにスマホを収納できるポケットが別室で付いています。

ただ腰のスラッシュポケットの内袋と、スマホのポケットと、カーゴポケットの全てが配置的に


重なってしまうので、それぞれの内容物も重なって当たったり足に食い込んだりします。

柔らかい物なら良いですが、固い物は他のポケットへ分散させる等の工夫が必要です。

Truspec_247_xpedition_pants_5

カーゴポケットのフラップはホックボタン留め。右足側はそのまま手が入りますが

左足側はさらにファスナーで閉められる二重仕様になっています。

ポケット左右のファスナーは別室の入り口ではなく、ビットジップとなっておりまして

開けるとメッシュ生地が張られており、内部の湿気を効果的に排出する事が出来ます。


Truspec_247_xpedition_pants_4

ウエストトップはジーンズの様なボタン留め。

ファスナーは全て裏使いした YKK のコイル式でした。

左右に見えている白いものがウエストを伸縮させるエラスティックのテープです。

凝った造りですが、この見える箇所に白色のテープを使ってしまうセンスはちょっと...
 

Truspec_247_xpedition_pants_2

背面は前面に比べるとシンプルな造り。

お尻と膝下以外は広範囲に伸縮素材が使われています。

裾はぐるりとナイロンの様な生地で補強されており、スナップボタンで幅を絞る事も出来ます。


Truspec_247_wpedition_pants_12_2

横から見たシルエット。

期待したほど細いパンツではありませんでしたが、かなり立体的な造形になっています。

Truspec_247_xpedition_pants_6

お尻のポケットはフラップ付きとファスナー付き。

こちらも内袋は伸縮素材が使われています。


ベルトループ下端が伸縮素材に縫い付けられていますので、ここの耐久性がちょっと心配。

Truspec_247_xpedition_pants_7

膝は補強の2重貼りになっており、下部に開口部がありますのでパッドを入れる事も出来ます。

ただこの開口部、ベルクロ等が付いておらず開きっぱなしなので、幅の細いパッドなどは

穿いているうちに落ちてきてしまうかもしれません。


Truspec_247_xpedition_pants_8

裾のファスナーはカーゴ脇のビットジップと同様に内部にメッシュ生地が付いていて

ダブルスライダーなので下から開ければ裾幅を広げる事が出来て、上から開ければ

ビットジップとして換気口にする事が出来ます。


写真では潰れてしまって見えませんが、擦れる裾の内側は2重貼りで補強されています。



ポリ/コットンのリップストップ生地は、リップストップながらやや厚手のしっかりした生地で

売り文句である高い耐久性に対しては貢献していると思います。

ただもう一つの売り文句である軽量という点については少々疑問を感じます。

有り体に言ってアウトドア衣料的には重いパンツの部類に入ると思います。

これは耐久性と機能性を重視した結果としては自然な結果だと思いますので

(耐久性と機能性を追求したパンツにしては)軽量である、と解釈するのが宜しいかと。

コンバットパンツ的には標準的な仕上がりですので、重さを心配する必要はありませんが

最近のいわゆるハイキング/トレッキングパンツはとても軽量で柔らかい物が多いので

アレをイメージして入手すると、ちょっと違うという事になりますので念のため。


腰回りのポケットは全て内袋を持ちますので、本体の生地を含め二重三重の生地に囲まれ

その他カーゴポケットや膝や裾の2重貼り部分など、湿度の高い日本の気候で穿くと

通気性が悪くて正直暑苦しいと感じる面もあります。

伸縮部のナイロン/スパンデックス生地にもう少し通気性/放散性の高い生地が

使用されていればと思うのですが、こちらも耐久性が優先されているのかもしれません。

その為4箇所付けられているビットジップを日本では活用する事になると思います。


TRU-SPEC は価格的にリーズナブルな製品を展開するメーカーですので

細部については売価を考えれば仕方がない、という部分がどうしても出て来ます。


それが冒頭の積極的に手を出したいブランドでは無いなどという

失礼な物言いの理由ではあるのですが、でもこういう頑張った面白い製品が出てくると


この先もブランドとしてじっくり育てて進化させて貰いたいなあと思うのであります。
  
  
  
  
  
  

«GERBER DIESEL MULTI-PLIER