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あの日を忘れない

災害はいつも突然に

2017/05/14

Jacket, Flying, Man's TYPE L-2B

連休も終わり気温が本格的に上がって参りまして、真夏の様な日もある一方

昨日はまとまった雨が降り、上着が必要な肌寒い1日でありました。

ちょうど リペアに出ていたL-2B が戻ってきたもので、1日着る事が出来ました。

今季はもう暑くて着られないだろうと思っていたので、ラッキーでしたね。


Jacket_flying_mans_type_l2b_1

入手時には襟のリブがきれいに切り外されておりまして、他のリブも穴だらけだったもので

当ブログでも既にお馴染みの IZUMIYA さんにてリブの全交換をして頂きました。

なのでリブはオリジナルではありませんので悪しからず。

もちろん仕上がりはいつも通りの完璧なお仕事、本当に頼りになります。

 
写真で撮ると襟&袖のリブと裾リブの色が大分違って見えるのにちょっと驚いたのですが

現物を肉眼で見る上ではほとんど違いが分からないので何でこうなるのか不思議です。

この年代の L-2B や MA-1 には他の年代の物よりも本体のナイロンの色に近い色の

リブが使用されているモデルがありまして、上の写真で言えば裾リブの色がそれです。

他の年代はもっとグレー味の強い色合いなのですが、1968年度の契約品において

このグリーン味の強いリブが使用されているモデルがいくつか見受けられます。

私の手持ちだとコレコレなのですが、今回入手したこのジャケットもグリーン味の強い

リブが付いていましたので、以前にeBayで落札していたリブを使ってみることにしました。

入手時にはやたら緑色なリブが届いたのでがっかりしていたのですが、今回使ってみて

このモデルのリペアに使える事が分かりまして、これは大収穫でした。

なにせ間違えて2回も落札したもので、沢山あるんですこの緑リブ(間抜

Jacket_flying_mans_type_l2b_4

両肩にサブデュード版の中尉の階級章。

左肩には米陸軍の 6th Infantry Division (第6歩兵師団)のカラーパッチ。

これらは元々付いていたものですが、胸にネームテープ等の外し跡はありませんでした。

Jacket_flying_man39

メインファスナーはブラス素材の CONMAR 製。

袖ポケットもベル型の CONMAR でした。

ポケットフラップ無し、エポレットもストームフラップも付いておらず

ファスナーがブラスの L-2B と言えば、MIL-J-7448G か 7448H と相場は決まっております。

決まっておるのですが






Jacket_flying_mans_type_l2b_5

このラベルなのであります。

ストックナンバーはL-2BのSMALLサイズとして正しい番号が記載されていますが

MIL-SPEC(MIL-J-7448H という様な仕様番号)や契約番号(DSA-100-68-C-0158とか)

等の米軍の正規発注品としての記述がありません。

そしてライニングの素材がウール/レーヨンではなくアクリル/レーヨンになっています。

着た感じではウール/レーヨンとあまり違いを感じない(遜色無い)素材です。

またその他の部分の素材や縫製や造りについても、正規発注品と何ら変わらない印象です。

ちなみに仕様的に近いと思われる7448Hのラベルはこちら

Jacket_flying_mans_type_l2b_6_2

品名からも LIGHT ZONE が抜けており、とりあえず米軍の正規の発注品ではない物と

思われるのであります。


CONMAR のファスナーが L-2B に使用されているのはおおむね 7448H までの様で

末期になると SCOVILL 表記のファスナーが登場してきています。

大体1968年前後から CONMAR と SCOVILL の交代が起きているみたいですので

このジャケットもそのあたりまでに製造されたものではないかなあと想像できる訳です。

ALPHA のラベルにこの中央揃えの書式が使われていたのも、1968年までの様ですし。


第6歩兵師団は wiki によると第一次~第二次大戦で活動した後休眠状態となり

1967年のベトナム戦時に再起動されたものの、翌1968年には再び休眠状態になった様で

このジャケットのパッチがオリジナルであれば、米陸軍の中尉さんが再起動時に調達して

着ていた物と考えると年代的にもピッタリ合う訳であります。


今まで ALPHA の民間品については MA-1に関しては記事を書いていますが(コレコレ

L-2B に関しては今までほとんど関心を払ってきませんでした。

なので民間品の L-2B がいつ頃から出回っていたのか全く知らないのですが

今回のL-2Bが民間品だとすれば、MA-1よりもずっと前から存在していた事になります。

しかも素材や造りにおいてオリジナルにかなり近い仕様で。


一部素材が異なる為 MIL-SPEC の表記はありませんが、ストックナンバーが記載されて

いる事から、恐らくは一般市販目的ではなく軍で販売する(いわゆるPX品)目的で製造

された物と考えるのが妥当なんでしょうねえ。

ベトナム戦争の写真で、ヘリコプターの搭乗員が L-2B を着ている写真は何枚も見た事が

ありますし、陸軍のパッチが貼ってある支給品の L-2B の古着も多数見ていますので

陸軍でも航空機搭乗員に支給されていたのは間違いありませんが、支給対象外の兵士や

自費で購入したいという要望が高かったのかもしれませんね。



私がこのラベルの付いた L-2B を初めて見たのは、海外の古着屋さんのサイトだったと

思います。多分もう十数年前になると思いますが、当時は個人輸入なんて考えられず

自分のサイズの出物以外はどんなに珍しくても手を出さない縛りを自分に課しているので

今回は入手まで随分かかりましたねぇ(笑

でも地道に探し続けていれば、いつかはこうやって出会えるものなのです。

  
  
  
  

2017/04/12

BRING PEACE THROUGH SUPERIOR FIREPOWER

「平和は優勢な火力によってもたらされる」

以前に書いた別の PEACE THROUGH SUPERIOR FIREPOWER パッチの記事。



今年は3月中は寒さが続き、冬物好きにはありがたいシーズンでありましたが

4月に入ると流石に春がやって参りまして、今日もポカポカと良い陽気でございます。

朝晩はまだ羽織ものとしてライトゾーンやシェル類が活躍致しますが、それもあと僅かですね。

Bring_peace_through_superior_firepo

何とも A-10 そして AVENGER への愛情に満ち溢れて駄々漏れ状態のこのパッチ。

PVC製なので細部まで作り込まれ、とても良くできております。

A-10につきましては、wiki
某掲示板のテンプレ などをご参照頂ければ

なぜこの航空機が米軍のみならず世界中にファンを獲得し、旧態然とした機体でありながら

現役機として生き永らえているのか、その理由がお分かりになるのではないかと思います。

A-10 と言えば以前に こんなパッチの記事
も書きましたね。

私もご多分に漏れず、そんなファンの端くれなのかもしれません(笑


ここへ来て何やらきな臭い情勢になって参りました。

ミリタリー衣料が好きだからといって、戦争が好きな訳では無いのはもちろんですが

一方的に威力を誇示して我を通す事を常とする国家に対しては

同じ様に威力を持って対峙する国家が出てくるのは、当然の結果なのであります。


上掲の記事の際にも書きましたが、ソフトな外交努力とハードな武力行使とは

バランスの取れた両輪の関係になければ、現実的な話として平和を維持できません。

オバマ政権において外交に重きを置きバランスの崩れたアメリカの両輪は実効性が薄くなり

その揺り戻しによってここ最近の展開が引き起こされているのは想像に難くありません。


日本も今回は当事者の一員であり、対岸の火事として眺めている訳にはいきません。

願わくば、偶発的な事故で火蓋が切られてしまう様な事が無いよう

大いなる自制と威力の衝突の裏での外交活動に期待する他にありません。




2017/03/18

CWU-36/P MIL-J-83382A ~ 83382B

3/1の記事で書いた通り、今季はどうもあまり寒くならなかったおかげというか何と言うか

MA-1やLEVEL3+各種シェルといった冬本番衣料の出番が少なくて

G-1やL-2B・CWU-36/P等の中綿無し薄手フライト系ばかりを着ていたのでありました。

半端な保温力のせいで着られる期間が短いと、正直軽視してきたライトゾーン物ですが

今更ながら魅力に気付き、最近ボチボチと充実化を図っていたりします。



・MIL-J-83382A

DSA100-77-C-1345、1977年度契約品のCWU-36/Pです 。

83382A の前に 83382 が存在するのか、残念ながら調べても分かりませんでした。

Milj83382a_3_2

ラベルは経年により黄ばんでいますが、使用感はあまり無くほぼ未使用だと思われます。

CENTRE MFG 製。


Milj83382a_1

裾や袖のリブも着用による伸びが感じられず、キュッと締まっていて良い状態ですね。

Milj83382a_2

83382A なので背面はアクションブリーツ付き。

背面内部にはブリーツ左右を連結するエラスティックテープが内蔵されているのですが

実はこの83382A を入手するまで、私はその存在に気が付いておりませんでした。

G-1に付いているのは知っていたのですが、CWUはあまり引っ張られている感触が無くて

M-65には付いていない事もあって、付いていないものと勝手に思い込んでいました。

では何故この83382A では気が付いたのかと言うと、他のCWUよりも左右を連結している

テープが短くて背面がやや絞られており、着用するとそのテープが伸びるのを感じます。

これが83382Aの元々の仕様なのか、テープが伸びていないだけなのかは分かりませんが

他のCWUでは感じる事の無かった着心地なのでありました。

Milj83382a_4

メインファスナーは GENERAL 製、扇型の大きなタブにNOMEXのタブが追加されています。


Milj83382a_5

袖ポケットのファスナーも GENERAL 製でした。

あまりミリタリー用っぽくない造形のタブですね(笑







・MIL-J-83382B

DLA100-80-C-2678、1980年度契約品のCWU-36/Pです 。

CWU-36/Pの現在有効な最新スペックは MIL-J-83382C となっており

それぞれの改定時期は

 MIL-J-83382A → MIL-J-83382B が 1978年5月2日

 MIL-J-83382B → MIL-J-83382C が 1981年10月30日

となっておりました。

1985年の11月1日に 83382C AMENDMENT 1 として小改定が行われていますが

それ以降は現在まで改定が行われていないというのはちょっと驚きですね。

TANカラーの追加とかどうしたんでしょうか。


Milj83382b_3

こちらのラベルも黄ばんではいますが使用感が少なく、着用は少なそうな個体でした。

同じく CENTRE MFG 製なのでラベルの形式もほとんど同じですね。

Milj83382b_1

リブにやや使用感があるのですが、本体はとても綺麗。

アラミド繊維のリブは毛羽立ち易く、使用感が出るのが早い傾向があります。

Milj83382b_2

こちらもまだアクションブリーツ付き。

アクションブリーツは MIL-J-83382B → 83382C の改定時に削除されたのではなく

飛行服発達史によると 83382B の途中 AMENDMENT にて削除されたのだそうです。


で、83382A → 83382B への改定時にはどの部分が変更されたのか

並べてつらつらと眺めて見ましたが、外観上での違いを見つける事は出来ませんでした。

Milj83382b_4

メインファスナーは SCOVILL の大きな扇型のタブ付き GRIPPER ZIPPER です。

Milj83382b_5

袖ポケットも SCOVILLE GRIPPER でした。

うん、この GRIPPER タブが付いていると、ザ・定番という感じで何か安心しますね。

そして続く MIL-J-83382C の記事はこちらになります。




83382A と 83382B を比較したら何か違いが有るだろうなぁという思惑で始めた記事ですが

特に違いが見つからなくてオチ無しとなりました...





2017/03/11

記憶

6年前のあの日は金曜日でした。

私の所では停電になって空調が止まっても、あまり寒い思いをした憶えが無いので

今年よりも季節は進んでいたのだろうと思います。
  
  
東日本大震災発生当日の行動は今でも殆ど憶えています。

翌日の早朝まで停電が続いていた事もあって、その間の記憶はかなり鮮明です。

しかし翌日以降の記憶については、飛び飛びの断片しか憶えていない事に気が付きました。

福島第一原発で緊急事態宣言が発動された事をラジオで聞いたのは、当日夜の帰宅途中で

非常時の緊張で張り詰めた精神状態の私を、かなり鬱々とさせた事を鮮明に憶えています。

そして1号機の爆発が起きたのは...2日後?それとも3日後?
    
  
翌日から急速に記憶が曖昧になるのは

当日は全ての日常行動を中止して非日常的な行動に集中していたのに対し

翌日からはライフラインが一応は復旧した事により、非日常的な対応と同時進行で

日常生活も行わなければならなくなったからだと思います。

翌日が週末なのが幸いではありましたが、当時日常における諸般の活動や責任の類と

この何が起きているのか把握すらできていない進行中の非常事態との狭間で

どちらをどこまで果たし何を優先するべきなのか、かなり困惑していたものでした。

大震災の記憶は未曾有の大津波の恐怖の記憶であり、また未知の原子力事故に対する

恐怖の記憶でもあります。

本来この二つは別に考えるべき事なのでしょう、しかし恐怖を切り分ける事は出来ないのです。



東日本大震災発生から6年、これは福島第一原子力発電所の事故から6年でもあります。

地震を止める事は出来ませんが、原子力事故は備え防ぐ事が出来る筈です。
  
  
  
  

 

2017/03/01

VEST,THERMAL, UNDERWEAR, LIGHT OLIVE (PCS)

そろそろ暖かい日も混じる様になりました。

今年の冬は、私の生活圏に関してはあまり厳しい寒さの訪れが無いまま過ぎていく感じ。

MA-1を何回着たかというと3~4回?LEVEL3 のフリースも2回ぐらい?という。

その代わり L-2BやG-1、 CWU-36/P なんかをよく着ていました。
  
  

Vestthermalunderwearlightolivepcs_1

さて英陸軍に支給されているMTP仕様のPCS (Personal Clothing System) 。

 過去の PCS 関連記事

 JACKET, THERMAL, With Integral Stuff Bag (PCS)

 SMOCK, COMBAT, WINDPROOF, MTP(PCS)

 SMOCK,LIGHTWEIGHT,THERMAL,(PCS) Light Olive

 SANDALS, SPORT, WARM WEATHER

そして以前に同じアンダーウェアである Tシャツ の記事を書いておりますが

今回は長袖で、裏側が起毛された冬用のサーマルシャツです。

カラーは私のお気に入り、何色とも形容し難い曖昧な色である LIGHT OLIVE。

何で品名が VEST なんだろう?と思う訳ですが、検索するとイギリス英語で VEST は

”袖なしの肌着”の事を指すという記述が複数出てきます。

このシャツはどう見ても”袖付き”なのでやはり?なのでありますが、肌着の方については

合っているので、モヤモヤしつつも良しとします(笑


(その他色々とWeb辞書なども見た限りですが、単に肌着という意味で良いみたいですね)

Vestthermalunderwearlightolivepcs_2

サイズはTシャツと同じ170/90(身長170cm/胸囲90cm)で MEDIUM サイズ。

欧米人向けの服で MEDIUM 表記というのは、私には大きい感じがするのですが

英軍の PCS の場合、私にはこのセンチ表示のサイズがほぼそのまま当てはまるので

このシャツもTシャツとほぼ同じフィット感で着る事が出来ました。

袖もわりと細くピッタリ目のサイジングで、インナーに着る事を重視しているデザインです。

首周りはキツくも無くだらしなくも無いという、なかなか絶妙な加減のクルーネック。

Tシャツとは造りが違うのですが、こちらの方が襟周りのフィットが良く落ち着いています。

袖は普通のセットインで、肩の頂部に普通に縫製ラインが通っているのは

前側にオフセットされていたTシャツと異なり、ちょとデザイン思想が違うのでしょうかね。


素材はポリエステル100%となっています。


生地の厚みや起毛の感触は、ユニクロの極暖ヒートテックあたりに似ている感じですが


こちらは薄い起毛なりの自然な保温とTシャツ同様高い拡散放散性を狙った素材であり


洗濯後の乾燥も早く、脱水後にずっしりと重い極暖とは似て非なる服であります。

他のPCS と同様、Made in china の表記あり。

Vestthermalunderwearlightolivepcs_3

生地の表側はTシャツの生地の表側ともよく似ていますね。

裏側はTシャツと異なり薄く起毛されておりまして、着心地が良く暖かさを感じます。


軍用品の中でもインナー類って、
戦闘服らしさも無くて人気のある商品ではありませんが

兵士のモチベーションに直結する快適性においては肌に直接触れる部分であることから

その機能の重要性はレイヤリングシステムの中でも大きな比重を持っています。

日常で比較的安価に最新テクノロジーを楽しむ事が出来る、面白い分野ですよね。

  
  
  
  
  

2017/02/02

Chuck Yeager なパッチ遊び その5

パッチ遊びその5は、2007年9月21日にエドワーズ空軍基地で行われた

音速突破60周年記念飛行での YEAGER 氏です。

60th_anv_yeager_4

何故10月14日ではないのかと申しますと、この日は米空軍の60周年(9/18)記念など

その他の記念行事と合同で式典が開かれたから、という事の様です。

YEAGER 氏は F-16 に同乗して音速突破飛行を行いました。

その時のパッチ構成は上の写真だけではわかりづらいので、以下の写真も併せてご覧下さい。

60th_anv_yeager_5

上側の写真は2007年9月21日ではなく、2011年10月14日に行われた

AFFTC(Air Force Flight Test Center)の60周年記念飛行時の写真なのですが

2007年9月21日の写真に右肩側の見易い写真が無かったので流用しました。

同じフライトスーツをお召しになっておられる様でしたので。


ふむふむ、前回までのパッチで流用出来そうなのは1枚だけですねえ...(泣



60th_anv_yeager_1

という訳で、こんな按配となりました。


ジャケットは前回までと異なる MIL-J-83382C、1988年契約のALPHA/CENTRE MFG製です。

肩のベルクロは形抜きではなく汎用的な四角形なので、パッチ遊びには助かります(笑

60th_anv_yeager_2

AFFTC の AD INEXPLORATA パッチは、前回まで貼っていたものと基本デザインは

同じですがコンピューター制御で綺麗に整った刺繍となり、文字などの色構成も一部

変わっていて何と書いてあるのか読みやすくなっています。

とても綺麗なんですけど、何か無機質な印象で味については薄いパッチですかねえ...

AF MATERIEL COMMAND 章も、前回の50周年とは文字色が変わっているので

地味なところですが新調しております。

尚、肩の大佐の階級章は元々このジャケットに付いて来たものです。

YEAGER 氏のワンスターとは異なるのですが、その為に貼り替えるのも何なので

いつものゆる~い感覚でお見逃しください。

60th_anv_yeager_3

左肩のTPS(Test Pilot School)GRADUATE パッチは65周年で調達した物の流用。

ネームタグはバックのカラーがブルーになり、"GEN" が付かない氏名表記など

既存品の流用が効かなかったので新調となりました(泣

50周年に続き60周年も記念パッチが出ていましたので、一緒に記念撮影。

このUSAFマークが登場すると、かなり最近っぽい感じを受けますね。

(しかし今気が付きましたが、YEAGER 氏が付けている TPS GRADUATE パッチは

周囲にロック留め刺繍が付いた INSTRUCTOR タイプの様です(汗汗汗

また宿題が残ってしまった...)




さてこのシリーズ、”CWUに関しては” 今回で終了となります。

5pattern

うん、調べて悩んで探して、かなり楽しませて頂きました。



もう一つ材料が揃っているネタがあるのですが、これに手を付けるのは

またしばらく先になりそうです...






************* 宿 題 の 提 出 2017/2/15 *********************************



上の記事内で宿題とした TPS(Test Pilot School) GRADUATE パッチについて。

60th_anv_yeager_6

左が上掲の通常版 GRADUATE パッチ、右がインストラクター版の GRADUATE パッチ。

パッチ外縁部にロック留刺繍が施されたのがインストラクター版という事らしいです。


でも TPS のインストラクターパッチといえば

60th_anv_yeager_7

これが有るのに...と私も思うわけです。

EDWARDS 空軍基地の公式サイトの写真を見ても、どちらも並行して使用されています。

これはもう想像でしかないのですが、下の INSTRUCTOR パッチは現役インストラクター用

上の GRADUATE 版インストラクターパッチは、インストラクター資格の保有者用という

使い分けなのではないでしょうか。

写真を見ると若い人が下のパッチを、そして高位の人が上のパッチを付けている様です。

YEAGER 氏が50周年記念時(退役前)には下のパッチを、60周年と65周年時(退役後)には

上のパッチを付けているというのも、この想像の理由のひとつになっています。
  
  
  
**************************************************************************
  
  
  
  

2017/01/01

あけましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。
  
  
昨年12月はついに更新が出来ず。
  
色々とネタの仕込みはしていたのですが、12月に入ると例年通り米国からの荷物は滞り始め
  
届いたブツも思っていた物とはちょっと違ったり、思った通りにはならない物だったりと
  
いまひとつ消化不良な状態のまま、師走は過ぎ去ってしまいました。
  
今年もそんな相変わらずのマイペース更新となりますが、宜しくお付き合いのほど
  
お願い申し上げます。



2016/11/23

MILITARY SOCKS

ミリタリーソックスと言っても、軍で支給される物ではなく市販のミリタリー向け製品です。

アウトドアや作業用のソックスを製造しているメーカーが、色などを軍務向けに変更した

製品を販売しているというパターンが多いみたいですね。



Fox_river_1

Fox River は米国のソックス専門メーカーです。

放出品店でタグなし未使用品を購入したのでモデル名が分からないのですが

Fox_river_2

WICK DRY MAXIMUM

多分これだろうと思います。

素材は70%ポリプロピレン/28%ナイロン/2%スパンデックス。

ポリプロピレンの軍物と聞くと、ベアジャケットやポリプロシャツなど「地獄の毛玉シリーズ」

を思い出してしまって印象が悪いのですが、実際に何度も履いて歩いてみたところでは

踵の部分に擦れて出来る(ここは他の素材でも擦れて痛むところ)以外は特に気にならず

毛玉だらけで履かなくなるという事態に至る事は無さそうです。

MEDIUM WEIGHT となっておりますが、足裏には十分な厚みのパイル生地を配し

部位によって編み方の異なる生地を組み合わせ、最適なサポート性能を追求しており

初めて足を通す時はなかなか足が入って行かない程、締め付けが強い構成です。

締め付けに負けて血流が滞ったり疲労感が来るんじゃないかと心配になる程でしたが

数回履いて洗濯するうちに適度に馴染んでくるので履きやすくなりました。

商品説明を見ると足の形を記憶するみたいな機能が謳われていますので

そちらの機能によるものなのか、単に使用で緩んだだけなのかは判別が難しいですね(笑

サポート性は今回の中では一番高いと思われ、歩きながらも守られ感を感じられます。

脱いだ後に歩行で削れたパイル屑を撒き散らす羽目になったりはしなかったので、

耐久性もそこそこ期待出来るのではないかと思います。



Under_armor_1

UNDER ARMOR は、説明の必要が無いですね(笑

Under_armor_2_2

現行商品の中には見つからなかったのですが、Heat Gear Boot 多分これですね。

素材は95%ポリエステル/3%ナイロン/2%スパンデックス。

TACTICALラインの製品なのか不明ですが、軍用のハイトの高いブーツに合わせて

ふくらはぎを完全に覆う丈が与えられたハイソックスになっています。

こちらも部位毎に編み方の異なる素材を組み合わせ、高いサポート性を実現しています。

足裏のパイルを含め厚みは Fox River より薄く、クッション性能は
劣りますが

その分オールラウンドに履きやすいソックスにはなっています。

正直高温多湿な日本の夏では、たとえヒートギアであっても履けば蒸れて暑くなるので

薄手にする事によるメリットをあまり感じられず、用途を考えれば普通に厚手に作って

貰った方が良いのではないかとも思うのですが。



Darn_tough_1

DARN TOUGH は米国のソックス専門メーカーです。


Darn_tough_2

こちらも放出品店での購入で品名が不明なのですが、多分こちらで販売している

Extreme Cold Weather Mid-Calf  Extra Cusion Socks と同じ物かと思います。

それによると素材は77%メリノウール/21%ナイロン/2%ライクラ(スパンデックス)。

厚みに関しては今回の3枚の中では1番厚手に感じます。

ハイトは低いので、ミリタリーブーツというよりもトレッキングブーツ向けでしょうか。

こちらもやはり部位によって素材を切り替える構造になっていますが、締め付自体は

それ程強くされてはおらず、とにかく履いた瞬間からパイルに包まれる厚みを感じます。

驚くのはブーツを履いて歩いてみても、まだ分厚いパイルの上に足が乗っている感覚が

続く事でありまして、耐久性的にどの位この感覚が持つのか今はまだ分かりませんが

なかなか良い履き心地だなあと、感心致しました。

ただウールだから、という理由なのかは分かりませんが少し足が暖かく感じましたので

品名の通り冬用として使うのが正解なのだろうと思います。




ソックスは消耗品なのであまり高価な物を買うのは勇気が必要なのでありますが

放出品に紛れて出て来るこういう品物は、お手頃価格でお試し出来るのでお得です。

この所よく歩いていますので、靴と同時に靴下の重要性というものを痛感しております。

良い靴下と良い靴は、歩くことを楽しくしてくれます。






2016/11/01

BEYOND CLOTHING A3 - ALPHA JACKET ALT 1

毎年の事ではありますが、夏日があったりしていつまでも暑いなぁなどとと思っている内に

最低気温の方がぐっと下がってしまって、一気に冬服モードへと季節が進んだりします。

秋服を快適に着られる期間って意外に短くて、週末しか出番が無い服などは

一度も着ないままシーズンが過ぎてしまうという悲しい現実...。



さて、先日のセールで仕入れたもう一つのネタ。

こちらも届いてから暑くて着られない日々でしたが、急に出番がやってまいりました。

Beyond_clothing_a3alpha_jacket_alt1

BEYOND が REBOOT した際に登場した AXIOS シリーズの ALPHA JACKET。

元々はTCS(Titan Conversion System)というファスナーによる袖の付け替えギミックが

付いているのですが、それを省略したモデルが ALT 1 という名称で追加された様です。


POLARTEC 社の ALPHA という新しい素材を使用した、いわゆる LEVEL 3 のジャケット。

POLARTEC の製品説明では米軍特殊部隊の要望により開発した素材と表記されており

その話の通りに PCU のBlock 2 改定時に LEVEL 3A として早速追加されています。

PATAGONIAの製造する LEVEL 3A は、当初法執行機関向けの販売に限られており

LEVEL 3B と合わせて入手の難しい製品でしたが、かつての M.A.R.S. シリーズと同様に

どうしたことか今では直営ストアで投げ売り状態になっております。

日本の古着ショップなどにも流通しておりましたが、そうなると結構なお値段表示となり

素材以外のディティールに魅力が薄い事も相まって、手を出せず傍観しておりました。

そのような訳で、今回の BEYOND の叩き売り(定価比を見れば正に叩き売り)は

私にとって渡りに船であったのでありました。

Beyond_clothing_a3alpha_jacket_al_2

色はGrey。かなり青味が強いグレーです。

背面はシンプル、左袖には袖先に薄いポケットが付いています。

胴部分は割りと細め、袖はそれに比べると太めというデザイン。

袖口と裾はエラスティック生地で巻かれており、裾はかなり細く腰周りはピタピタな着心地。

対して袖口は太い袖と相まって絞られていても太く、手首との間に隙間が出来ます。

(この手首の隙間については、保温性を考えれば絞ってある方が当然良いのですが

放散性を優先した場合、ここを開けておくといのは意外に効果が高いと思いました。

少し暑くなってきた時に、隙間から空気が出入りして袖を捲くるのと似た効果を感じます。)

保温着なので内部にフリースを備えていますが、かなり薄く感触的にはペラッペラ。

シェルのナイロンも非常に薄く柔らかいもので、マイクロリップストップではあるのですが

アウターとして着ると何かに引っ掛けて破きそうな不安を感じてしまいます。

このテロテロのナイロン生地は、英軍の THERMAL SMOCK に使用されていた生地と

よく似ている思います。

生地を指で挟むとペラッペラなのですが、着るとバルク感があって温かいという不思議。

Beyond_clothing_a3alpha_jacket_al_6

フロントのファスナーは YKK のコイル式シングルスライダー。

ポケットは半身に3個ずつで前面に6箇所、左袖先に1箇所の計7個。

但し一番上のファスナーポケットは、主に換気用の開口部だと思います。

2番めの斜めに設置されたベルクロ開閉の貼りポケットはマチがあって容量はそれなり。

この柔らかい生地に強力なベルクロの組み合わせは、あまり相性が良いとは言えません。

3番目のポケットは内部は広いのですがハンドウォーマーが主な用途で

袖のポケットはID用という感じでしょうか。

いずれにしても生地がテロテロなのであまり重い物を入れるのは向いていないと思います。

Beyond_clothing_a3alpha_jacket_al_3

POLARTEC ALPHA の内側はキルティング処理されていました。

胸の辺りの茶色が濃いメッシュ生地が一番上のファスナーポケットの内袋で

その下の表側と同色の部分がハンドウォーマー部の内袋になります。

Beyond_clothing_a3alpha_jacket_al_4

襟の中にはフードが収納されており、ダブルスライダーのファスナーで開閉します。

襟は高くないので寝かせるのは難しいですが、立てていてもさほど邪魔でもありません。

ただ内側もナイロンなので、襟足が皮脂などの汚れで黒くなり目立ちやすいのが残念。

活動着としてある程度発汗も前提とした服であれば、襟の内側には薄いメッシュ生地や

フリース生地など、肌に接する事を考慮した素材を貼って頂きたいものです。

襟先の内側には内蔵フードのアジャストコードの端部が出る様になっています。

Beyond_clothing_a3alpha_jacket_al_5

収納されているフードは本体のナイロンと同じ生地の1枚物でペラペラです。

調整は顔の周りの開口部がコードロックで絞れるようになっています。

非常に薄く柔らかい生地なので襟の中に収納されていても気になりませんが

防風性以外の機能は期待出来ないので、寒冷地では別途フリースキャップ等が必要です。


さて、この POLARTEC ALPHA という生地を生み出した米軍特殊部隊からの要請とは

要するに活動時も停滞時も脱ぎ着する必要無く着たままで体幹温度を維持してくれる服

というかなり要素が相反する難しい要求だと思うのですが

それを高い放散性を追求する事によって実現させた素材ということの様です。

POLARTEC社のサイトに内部素材の写真が載っていましたが

Polartec_alpha

かなり荒い不規則な網目状のベース生地にフリースの毛を生やしたみたいな感じで

毛の密度が薄く通気性と放散性を最優先にバランスを取ったのであろう事が

写真からも見て取れると思います。


こういった高い放散性と最低限度の保温性、撥水性や防風機能等の美味しいバランスを

求めた衣類というのは、いわゆるソフトシェルが似た方向を目指している訳でありまして

フリース側からソフトシェル機能への融合を目指した Wind Pro や、ソフトシェル側から

ハードシェル機能への融合を目指した NeoShell などなど、大素材メーカーも

今だ試行錯誤を続けているんだなあと感心するのであります。

POLARTEC は顧客によって素材の仕様を変えますから、ALPHA JACKET の素材が

PCU の LEVEL 3A と同じ物かどうかはわかりませんが、目指した方向性は理解出来ました。

現在はストレッチ性を持たせた素材もラインアップに加わっている様で

この先の進化が楽しみですね。



現在の気温ではこのジャケットを着て運動をするとすぐに汗だくになってしまいますので

まだ活動時の放散性については試せていません。

とりあえず屋内・屋外での静的な着方では、ちゃんとしたフリースを初めて着た時に感じた

寒くないんだけど暖かくもないというちょっと不思議な感覚を、また思い出していました。
 
もう少し寒くなったら、保温性に関する印象もまた変わってくると思いますので

Thermal Pro の LEVEL 3 やグリッドフリースの LEVEL 2 との比較を含めて
 
色々試してみたいなと思っています。




********** 追  記 ***********

その後寒くなったきた中で色々と着てみています。

感想としては、保温力に関しては LEVEL 3 と言うよりも LEVEL 2の 範疇ではないかと。

活動着としては Thermal Pro 採用の LEVEL 3 は保温力が高すぎる場合もあるので

素材の狙いを考えれば、これで正解なんだろうと思います。

そして防風性に関してはかなり薄いシェル生地であるにも関わらず優秀でありますので

フリースの場合は風が強いと吹き抜けてしまって汗冷えが起こるシチュエーションで

上に LEVEL 4 や LEVEL 5 を着ると今度は抜けが悪すぎて暑くなるという様な場合に

高い放散性をもってギリギリの "暑くもなく寒くもない" 環境を提供してくれます。

こう書くと何やら凄くニッチな状況にしか適応しない製品の様に聞こえるかもしれませんが

そうではなく、逆にとても幅広いレンジで耐えられる環境を提供してくれる服になっています。

もちろん活動着としてという前提でありまして、完全に停滞する場合は LEVEL 3フリース+

LEVEL 4~6 の組み合わせやLEVEL 7 の出番という事になると思います。

今までのレイヤリングでは脱いだり着たり、ビットジップを開けたり閉めたりする調整方法で

その都度止まってロスしていた時間を、着たままにして削減できるというのは

想像していた以上にありがたい話なんだなと、実際着てみて分かった次第であります。
  
これで LEVEL 3A (POLARTEC ALPHA) が狙った方向性というものが大体分かりました。
  
次はやはり LEVEL 3B を知りたい訳ですが、流通も少なく市販品も見当たらないので
  
これまた何時になることやら...
  
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2016/10/24

BRIDGE of SPIES

今更ですが、BRIDGE of SPIES を観ました。

映画館の予告で見掛けて、へえと思ってからすっぱりと忘れておりまして

公開も知らず Blu-Ray が安くなった今頃になってやっと気がついた次第でありまして。

Bridge_of_spies

映画そのものにつきましては、今更私の感想などどうでも良い事でありますので(汗


このブログとしてはやはり U-2 撃墜事件側のシーンで登場する MA-1 について

観てしまった以上は触れずにおくのも如何なものかと思いまして。

Bridge_of_spies_3

撃墜されたU-2 のパイロット Francis Gary Powers 氏以外にも

数人の空軍パイロットと思われるキャストの方々がMA-1を着て登場します。

ちなみに超高空を飛行する U-2 の搭乗時には与圧服の様なスーツを着ますので

(映画ライト・スタッフでイエーガーが X-1A に搭乗する時着ていたスーツに似ています)

MA-1を着ているのは基地内の勤務シーンのみでありました。

明らかにオーバーサイズで着ておりますのは、昨今の流行を取り入れたのかも(笑


さてディティールを見ていきますと、シルバーのファスナーでフラップ付きのポケット。

この写真では見えませんが裏地はレスキューオレンジ、ファスナーのスライダーは

扇型のタブが付いた IDEAL タイプで革タブは真ん中に一直線の縫製が入っています。

袖のシガレットポケットの取り付けにはあまり角度が付いていません。

という事で民間品なのは間違いありませんが、個体によってはファスナーのテープが

褪色している物も見かけましたので、今の製品ではなく古着を探して用意したのかな?

という印象でありました。


ちなみにこのU-2撃墜事件、1960年の5月1日に起きたのでございまして

この MIL-J-8279E モデルが登場するには10年程早く、オレンジ裏地の登場についても

まだ少しばかり早いというのは、私のHP の方を関心を持ってご覧になっている方々には

すぐにお分かりになる事であろうと思います。


こういう本質と遠いどうでもいい部分が気になって映画に水を差されてしまうというのは

どの分野においても好き者が抱えている宿命だと思うのですが

画面に MA-1 が登場しただけで単純に嬉しかったというのも、また事実なのであります。

我ながら面倒くさい(苦笑

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