2017/09/01

TRU-SPEC MEN'S 24-7 XPEDITION PANTS

TRU-SPEC は、米国のミリタリー/タクティカル用品メーカーです。

市販衣類の展開が中心で、かつては米軍のBDUのレプリカなどが主力の商品でしたが

しばらく前から 24-7シリーズという独自企画のタクティカルラインを展開しています。

正直な所、積極的に手を出したいブランドという訳では無いのですが

オリジナルで面白そうな製品を出しているのに気が付きまして、入手してみました。



MEN'S 24-7 XPEDITION PANTS 

Truspec_247_xpedition_pants_1

色は Charcoal です 。

「チャ」という音が入っていると、なんとなくブラウン系の印象を持ってしまう日本人な私。

黒に近い灰色というか紺色と言うか、現物はもう少し青味がかったグレーに見えます。

デザインを米国の人気サバイバル番組 ALONE の第一シーズン優勝者である

Alan Kay 氏と行ったというのが売りの様ですね。

軽量で高い耐久性を持ち、キャンプ・登山・ハイキング等の幅広い屋外活動に適している

と謳われています。

今年の年明けの SHOT SHOW でお披露目された新製品の様です。


素材はメインがポリエステル65%/コットン35%のリップストップ生地で

各部に配された4WAYの伸縮生地がナイロン91%/スパンデックス9%となっています。

表面にはDWR(耐久撥水加工)が施されています。

洗濯をしてみましたが、一緒に洗った納入品のBDU(ナイコン50%/50% リップストップ)

と比べても乾燥にかかる時間に特に差は無い感じでした。





Truspec_247_wpedition_pants_11_2

上図網掛けの部分(背面ベルト下と太もも裏側と股間)が伸縮素材になっています。

前面カーゴポケットも伸縮素材になっていますが、外側のみで内側はポリコンなので

ここの伸縮素材は着心地にはあまり影響しません。

主要な構成と機能は公式の動画を見て頂くのが一番分かりやすいですね(汗





Truspec_247_xpedition_pants_3

ベルトループは極太ではありませんがやや太めで、下端にD環等を付けられるループ付き。

ウエストはエラスティックで伸縮しますが、縫い込んでシワが寄るタイプの伸縮ではなく

差し込み構造になっており外観からはそれと分からない凝った造りになっています。

5.11の STRYKE PANTS なんかも同じ様な構造になっていましたね。

腰ポケット左右は下部にクリップ付きのナイフやツールをセットする為の補強付き定番仕様。

内袋には伸縮素材が使われています。

太もも部のカーゴポケットは定番の横ではなく前面に配置されています。

これは伸縮素材を使うカーゴポケットの振られ対策として、ひとつの回答かもしれません。

ポケットの厚みは薄く内容量は多くありませんが、伸縮素材なので多少の無理は効きます。


また底の部分にはリップストップ素材が使用されていますので、多少重量の有るものや

尖った物を入れてもす
ぐに傷んで穴が開いたりという事も無いだろうと思います。

Truspec_247_xpedition_pants_9

右足側のカーゴにはダイレクトにスマホを収納できるポケットが別室で付いています。

ただ腰のスラッシュポケットの内袋と、スマホのポケットと、カーゴポケットの全てが配置的に


重なってしまうので、それぞれの内容物も重なって当たったり足に食い込んだりします。

柔らかい物なら良いですが、固い物は他のポケットへ分散させる等の工夫が必要です。

Truspec_247_xpedition_pants_5

カーゴポケットのフラップはホックボタン留め。右足側はそのまま手が入りますが

左足側はさらにファスナーで閉められる二重仕様になっています。

ポケット左右のファスナーは別室の入り口ではなく、ビットジップとなっておりまして

開けるとメッシュ生地が張られており、内部の湿気を効果的に排出する事が出来ます。


Truspec_247_xpedition_pants_4

ウエストトップはジーンズの様なボタン留め。

ファスナーは全て裏使いした YKK のコイル式でした。

左右に見えている白いものがウエストを伸縮させるエラスティックのテープです。

凝った造りですが、この見える箇所に白色のテープを使ってしまうセンスはちょっと...
 

Truspec_247_xpedition_pants_2

背面は前面に比べるとシンプルな造り。

お尻と膝下以外は広範囲に伸縮素材が使われています。

裾はぐるりとナイロンの様な生地で補強されており、スナップボタンで幅を絞る事も出来ます。


Truspec_247_wpedition_pants_12_2

横から見たシルエット。

期待したほど細いパンツではありませんでしたが、かなり立体的な造形になっています。

Truspec_247_xpedition_pants_6

お尻のポケットはフラップ付きとファスナー付き。

こちらも内袋は伸縮素材が使われています。


ベルトループ下端が伸縮素材に縫い付けられていますので、ここの耐久性がちょっと心配。

Truspec_247_xpedition_pants_7

膝は補強の2重貼りになっており、下部に開口部がありますのでパッドを入れる事も出来ます。

ただこの開口部、ベルクロ等が付いておらず開きっぱなしなので、幅の細いパッドなどは

穿いているうちに落ちてきてしまうかもしれません。


Truspec_247_xpedition_pants_8

裾のファスナーはカーゴ脇のビットジップと同様に内部にメッシュ生地が付いていて

ダブルスライダーなので下から開ければ裾幅を広げる事が出来て、上から開ければ

ビットジップとして換気口にする事が出来ます。


写真では潰れてしまって見えませんが、擦れる裾の内側は2重貼りで補強されています。



ポリ/コットンのリップストップ生地は、リップストップながらやや厚手のしっかりした生地で

売り文句である高い耐久性に対しては貢献していると思います。

ただもう一つの売り文句である軽量という点については少々疑問を感じます。

有り体に言ってアウトドア衣料的には重いパンツの部類に入ると思います。

これは耐久性と機能性を重視した結果としては自然な結果だと思いますので

(耐久性と機能性を追求したパンツにしては)軽量である、と解釈するのが宜しいかと。

コンバットパンツ的には標準的な仕上がりですので、重さを心配する必要はありませんが

最近のいわゆるハイキング/トレッキングパンツはとても軽量で柔らかい物が多いので

アレをイメージして入手すると、ちょっと違うという事になりますので念のため。


腰回りのポケットは全て内袋を持ちますので、本体の生地を含め二重三重の生地に囲まれ

その他カーゴポケットや膝や裾の2重貼り部分など、湿度の高い日本の気候で穿くと

通気性が悪くて正直暑苦しいと感じる面もあります。

伸縮部のナイロン/スパンデックス生地にもう少し通気性/放散性の高い生地が

使用されていればと思うのですが、こちらも耐久性が優先されているのかもしれません。

その為4箇所付けられているビットジップを日本では活用する事になると思います。


TRU-SPEC は価格的にリーズナブルな製品を展開するメーカーですので

細部については売価を考えれば仕方がない、という部分がどうしても出て来ます。


それが冒頭の積極的に手を出したいブランドでは無いなどという

失礼な物言いの理由ではあるのですが、でもこういう頑張った面白い製品が出てくると


この先もブランドとしてじっくり育てて進化させて貰いたいなあと思うのであります。
  
  
  
  
  
  

2017/08/08

GERBER DIESEL MULTI-PLIER

非常に足の遅い台風が列島を通過中で、南から湿った空気が次々と流れ込んでおり

数日前から高い湿度が続いていて、少々バテ気味であります。

雨が降る度にどこかで災害へと至ってしまうという今年の傾向を見る限り

治水の基準を今までの経験値から引き上げる必要があるんじゃないかと感じてしまいますね。



ツールナイフは、学生の頃から VICTORINOXSWISS CHAMP を愛用しておりました。

Victolinox_swiss_champ_2

これはもう身の回りの事は殆ど全てこれでまかなえるという便利な代物でありましたので

いつも身に付けて持ち歩き、体の一部になっておりました。

その後社会人になってからもバッグに放り込んで便利に使っておりましたが

徐々に世の中が刃物にうるさくなってきた事もあり、常時携帯は諦める様になりました。

そうなると出先それぞれに必要な道具を揃えておかなければならなくなり

やれやれ不便なものだと、ため息をついた事を憶えています。


さて普段は家に置いておいて、必要な時に持っていくという使用法に変えた訳ですが

元来私は忘れ物をしやすい人間でありましたので、それを予防するために

貴重品等を全て決まった位置に身に付け、常に存在確認をするのが習慣化しています。

ツールナイフも当然その習慣内で保護されていたのですが、習慣から外した途端

案の定と言うか、危惧した通りに紛失してしまったのでありました。

使い馴染んだ道具を失くすのって地味にダメージ大きいんですよねえ...


出先では使わなくなりましたが、家ではやはりツールナイフで何でもこなしていましたので

急に無くなると困ることから、2代目として同じ SWISS CHAMP の購入も考えました。

ただ当時ちょっと入手がし辛かったのと、ツールナイフ一方の雄である LEATHERMAN

に関心があり WAVE を2代目として導入、これもとても良くできたツールナイフでありまして

長年便利な相棒として役立ってくれたのでありました。

Leatherman_wave_3
...過去形なのはお察しの通りでありまして(汗

またもや使い馴染んだ道具を紛失する憂き目に会いまして

もういいやとしばらくは相棒無しで過ごしておりましたが、やはり不便なので3代目を。

但し導入に当っては紛失を考慮し実用的且つ出来るだけ安価な物を探しました。


Gerber_diesel_1

そんな訳で海を超えてやってきた3代目、GERBERDIESEL であります。

プレスで板を曲げて作りました感ありありのボディは価格也の素っ気なさだと思いますが

とても実用的で、道具として遠慮なく使い込める割り切られた感じが心地よいです。

表面が黒く酸化処理された軍警察用モデルもありますが、使用による傷が目立つのと

その分価格が割増になるので今回はプレーンなモデルを選びました。

Gerber_diesel_2

このツールナイフはケースへの収納状態では何も出来ません。

使用するにはまずプライヤー部分を使える状態まで引き出してやる必要があります。

ハンドル左右に付いているスライダーを同時にスライドさせると

Gerber_diesel_3

この様にハンドル内に収納されていたプライヤーヘッドが現れてカチッとロックされます。

収納状態ではロックされていませんので、勢いによって片手で振り出す事も可能ですが

それほどスライドがスムーズではないのと、完全にプライヤーを露出させるには

ハンドルを少し開かなければならない構造となっておりまして、手が滑って投げ飛ばす

危険も考慮するとあまりオススメ出来ない方法だと思います。

Gerber_diesel_4

プライヤー部が出てロックされるとハンドルが自由に開くようになります。

プライヤーを収納するには、左右スライダーの真ん中に突き出ているボタンを押し込んで

ロックを解除してからスライドして戻します。

Gerber_diesel_5

ハンドルが開くようになると、内側に収納されたツール類も使える様になります。

各ツールは完全に起こすとロックされます。

ロックの解除には黒い樹脂パーツ部をスライドさせますが、あまり動きが良くありません。

精度的にイマイチな印象ですので、ロックを過信するのは止めた方が良いかも。

ここらはまあ価格相応なのかなぁ、と感じる部分。


収納されているツール類は

・波刃付き切り出しナイフ
・ノコギリ
・マイナスドライバー(大中小)
・プラスドライバー
・缶切り
・栓抜き
・パラコード等を通す為のホール?
・ヤスリ
・ハサミ

です。


ハンドル内にプライヤーヘッドを収納する構造上、工具類は良いとしても

ブレードについて長さが制限されるのが少々残念なところ。

ナイフは構いませんが、ノコギリはもう少しブレード長が無いと実用性に疑問が出ます。

使えない訳ではありませんし、短いブレードには短いなりのメリットもあるのですが

VICTORINOX や LEATHERMAN の仕様って、流石に評価されているだけの事があって

ツールナイフとして長すぎず短かすぎずの絶妙さだったんだなあと感心した次第です。


ツールナイフの定番の装備となった小さいハサミ。

一応使えるってだけの応急品にも見えるかもしれませんが、実際に使ってみるととても

勝手が良くて細かい作業にも向いており長年愛用しています。

だったら小さいハサミを買えば良いんじゃないの?と思われるかもしれません。

でもそうでも無いのです、この重いツールナイフから突き出した小さなハサミが

使い辛そうに見えて何故かとても使い易いのです。

何でなんでしょうねえ、がっしりとつかめる本体が安定に寄与するのかもしれません。

WAVE を失くした時に、よく切れそうな普通のハサミも買って使ってみたのですが

どうにも満足できず、逆にツールナイフ購入の欲求が増しただけでした。

このハサミの為にツールナイフを買い続けていると言っても過言では無いくらいですね。
  
  
  
  
  

2017/07/25

5.11 TACTICAL RIDGELINE PANT

7月になった途端に夏真っ盛りの高気温が続いて、少々バテ気味な今日この頃。

こう暑いともうトップスは Tシャツかポロシャツ1枚ぐらいしか選択肢が無いので

比較的我慢の効くボトムと靴ぐらいしかお遊び出来ないのであります。

まだ夏が始まったばかりですが、早くも秋が恋しい...

という訳で、今回は 5.11 Tactical の RIDGELINE PANT です。

511_rifgeline_pant_1_2

5.11 と言えば定番のタクティカルパンツとして TACLITE PRO が思い浮かぶのですが

近年は様々な素材やデザインでモデルが増えておりまして、選ぶ楽しさもあるのですが

正直どれを選んだら良いのか分からない、とも思ってしまいます。


タクティカルパンツって、いわゆる軍の戦闘服に対してその機能性は維持しつつ

外見的には街中でも違和感のないデザインを与える事で、民間や法執行機関等の

目立ちたくない用途に使用できる様に作られた戦闘服だと私は理解しています。

そんな中でも、いわゆるタクティカルパンツの定番であるカーゴポケットを廃して

更にコンシールメント(秘匿性)を上げた製品がいくつかありまして

本当は最新の DEFENDER-FLEX SLIM を試したかったのですが、手に入らなかったので

とりあえず今回は似たような製品ラインの RIDGELINE PANT を試してみる事にしました。

別に私の場合秘匿性が必要な訳では無いのですが、好んで穿くカーゴ付きのパンツも

歩くと振られるので実際にはあまりカーゴポケットを使っていなかったりします。

こちらのパンツは定番のカーゴポケットこそ有りませんが、その代わり腰回りの前後に

ライフルの弾倉を収められる大きさのポケットが計4個目立たぬ感じで設けられています。

このポケットが最近ガラケーから移行したスマホを入れるのに調子が良さそうなので

大きなスマホの携帯方法に試行錯誤していた私の目に止まったのでした。

511_rifgeline_pant_9



今回写真をスマホで撮ってみたのですが、いつものコンデジとは色合いが異なるので

どうしたものかと四苦八苦中であります。

なので実際のカラーについては上のメーカー写真と動画を参考としてご参照ください。

511_rifgeline_pant_2_2

何かこう、ディティールが潰れてしまって上手く撮れませんね...

以前記事にした Traverse pant と同様、内股部分は上から下までパネル状に別生地が

入れられています。

511_rifgeline_pant_3_2

うーんやはりディティールが潰れてて見辛いですね。

フロントトップはテープ留めのボタン1つでシンプル。

ベルトループは最近主流の太い物ではなく、普通のズボンの様な細い物。

腰前面左右には手を突っ込めるジーンズと同様のポケットと、そのポケットと平行して

ライフルの弾倉が入る大きさのポケットが下に設けられています。

511_rifgeline_pant_4_2

フロントはジッパーフライ、5.11の刻印が入ったYKK製の金属ファスナーでした。

他の製品に比べてやや股上が浅いのか、ジッパーが短いと感じました。


511_rifgeline_pant_5_2

バックはジーンズと同様の貼りポケットが左右にひとつずつ。

その上に平行してフロントと同様のライフル弾倉用ポケットが付いています。

内袋はフロントより浅いので、実際に弾倉を入れたら上にはみ出るかもしれませんね。

511_rifgeline_pant_6_2

横から見たシルエットはこんな感じ。

細いパンツではありませんが、他の股上が深い製品に比べると腰回りのダボ付きは

少ないデザインかもしれません。カーゴポケットが無い事もあいまって、穿いた感じは

割りとスッキリとしたパンツに見えます。


511_rifgeline_pant_7

横から見た状態でフロント側の弾倉用ポケットにスマホを入れるとこんな感じ。

内袋が深いので実際にはストンと中に落ちてこんな風に上には飛び出しません。

511_rifgeline_pant_8

そしてバック側の弾倉用ポケットにスマホを入れたところ。

こちらは内袋が浅いので写真の通りにスマホの上部が飛び出します。

そのかわり収納位置がかなり上の方になるので、座っても尻に敷かれる感じが無く

スマホを身に付ける場合にはここがベストの位置なんじゃないかと思いました。

フロントの弾倉ポケットの場合、スマホがそこに居る事を常に意識させられるのですが

バックのポケットの場合は存在を忘れている事もあるぐらいに違和感が少ないですね。


生地は 5.11で Flex-Tac と呼ばれるメカニカルストレッチの化繊混紡リップストップ生地。

張りのあるしっかりとした手触りで上下は伸びませんが横方向には割りと良く伸びます。

夏場に穿いても肌に貼り付いて突っ張る感じを、大分緩和してくれると思います。


このパンツについては、何と言ってもバック側に付けられた弾倉ポケットの

スマホ入れとしての使い勝手の良さがお気に入りとなりました。

やはり同じ位置にポケットを持つ DEFENDER-FLEX SLIM を試してみたいですねえ。
  
  
  
  
  

2017/07/15

MERRELL MOAB Before & After

Merrell_moab_before_after_1

前回 MOAB の話が出たので、少なくとも3,000kmを踏破したブツと新品の比較写真などを。

全て左側が新品で右側が使用済品です。

新品の方は MOAB GTX(GORE-TEX) XCR、使用済品は MOAB VENTILATOR です。

どちらも入手時期はほぼ同じ(この記事の頃)です。


Merrell_moab_before_after_2

まずは一番分かりやすいアウトソールから。

歩行による摩耗は一目瞭然ですね。

特にかかとの内側と足の指付け根あたりの、着地と蹴り出しを行う部分が摩耗しています。

薄くなった足の指付け根のあたりには横方向にひび割れも起きていますね。


Merrell_moab_before_after_3

履いた時に外足側になる側面。

アッパーには特に痛みも劣化も見受けられず、ソールの減りも側面からは分かりません。

Merrell_moab_before_after_4

履いた時に内側になる側面。

こちらもアッパーには特に痛みも劣化も見受けられません。

ただかかと内側のソールが摩耗していた付近のミッドソールにシワが見られます。

Merrell_moab_before_after_5

その部分の拡大。

シワが寄ってやや潰れている感じ、擦れによる表面の痛みも見受けられます。

Merrell_moab_before_after_8

この部分はアウトソールとミッドソールに剥離が起きていました。

かかとで着地する度に大きな力が掛かり、アウトソールがアッパーのレザー部分に

その都度当たっていた様で、黒い汚れの跡になっておりました。

足を下ろす度にこれだけグシャッと潰れるのですから、シワも寄れば潰れもしますね。

最近はウォーキング時の衝撃吸収性能が落ちてきたと感じておりましたので

外観よりも更に内部の損耗は進んでいるんだろうと思います。

今回代替わりを決めたのも、そろそろこの辺りからのソール崩壊が危惧される為でした。


Merrell_moab_before_after_6_2

他の劣化部分としてはこのつま先のソールがせり上がっている部分の剥がれ。

ただこちらは履き始めて早い段階から既に剥がれていました(笑

一度接着剤で貼ってみましたがやはり持たず、すぐに剥がれてしまったので

その後は症状が進まなければいいやと思って放置しておりました。

結局最後まで持ったので良かったのですが、こういうのはあまり気分は良くないですよね。


Merrell_moab_before_after_7

インソールはシンプルな物でしたが、ボロボロになる事もなく耐久性は高かったですね。

ただしソールの減りと同じ箇所、衝撃の掛かるところは厚みが半分位になっていました。

出来れば途中で交換をした方が良かったのでしょうね。



毎晩5kmのウォーキングを日課にして2年以上経ちますので

3,000kmはそこからざっくり計算した距離です、本当はその前からもう少し短い距離で

ウォーキングを始めていましたので、実際の踏破距離はもっと長いと思われます。

その間、MOABは雨の日も風の日もお供となってくれたのでした。

これだけの距離を歩くのは私も始めてでしたので、膝などの関節の故障が心配でしたが

優れた衝撃吸収性を発揮して、しっかり守ってくれました。

モデル的には後継の MOAB2 が登場した様で、型遅れにはなりましたが

2代目の GTX がまた3年間は頑張ってくれる事と思います。

体に馴染んだ信頼できる履物とのお別れって、ちょっと寂しい気持ちにもなりますが

少しの間そっくりな2代目との信頼醸成を楽しもうと思います。
  
  
  
  
     
  

2017/07/12

SALOMON XA PRO MID GTX

話題の旬はとっくに過ぎたブツですが、まともに買うと結構お高い靴でしたので

当ブログ的には今頃になってようやく安い出物に手を出す事になる訳です。


Salomon_xa_pro_mid_gtx_1

GTX の名の通り、GORE-TEX をライニングに採用したミッドカットのトレッキングブーツ。


Salomon_xa_pro_mid_gtx_4

Salomon_xa_pro_mid_gtx_5

私が入手したのは現行品(と言っても既にカタログ落ちしているみたいですが)の様で

調べたらモデルチェンジをしているんですね、細部が若干変わっています。

上掲の様な着用画像が出回った後、SALOMON は軍用としてロゴやラインを同色にした

FORCES という製品ラインを発表しまして、私のXAはその中で FORCES 2 と呼ばれる物と

同型の一般販売バージョンなのだと思います。

FORCES も普通に出回っていますが、同色化で街使いには見た目が地味過ぎるのと

FORCES というだけで無闇に高い値付けがされているので敬遠しました。


Salomon_xa_pro_mid_gtx_2

Quick Fit lacing system と呼ばれるレースが付いています。

ギューっと絞めたらくるくる巻いて、ベロ一番上にあるポケットに突っ込むだけ。

まあ紐靴に慣れていれば手間はそれほど変わらない気もするのですが

細く滑りの良いレースは歩行中に動いて靴全体のフィット感を調節してくれるみたいです。

実際に履きなれたMOABから履き替えて1時間程のウォーキングに出掛けてみましたが

歩き出しで感じたフィットの違和感が、帰る頃には消えていつもの様に歩く事が出来ました。

Salomon_xa_pro_mid_gtx_3

足首がローカット版の XA は今でも製品ラインアップに残っていますが

トレールランニング用という位置付けで、このミッドカット版についてもスピードハイク的な

軽装で身軽な山行を主眼とした製品の様です。

そのためソールは柔らか目で、街履きでもゴツゴツしたりする違和感はありませんでした。

パターンも高さが低くフラットな感じで、もちろんランニングシューズ程ではありませんが

歩行中に足裏へ路面の感覚が伝わってくる気がします。

実際ソールが薄いのかもしれませんが、衝撃を吸収するクッション性はかなり優秀なので

単に薄いから、という訳では無いのだと思います。



私の年代的には SALOMON と言えばスキー用品という感覚なのですが

考えたらそのスキーすらもうしばらく行っていないのでありまして

私の知らない所で世の中はどんどん移り変わっているのだなあと

あまり意味のない焦燥感を感じてみたり、そんな事よりクソ暑いわ!と怒ってみたり。

皆様、お体ご自愛下さいませ。
   
   
   
   

 

2017/06/12

MASSIF COLLECTION 3

MASSIF COLLECTION の以前の記事はこちら。

MASSIF COLLECTION

MASSIF COLLECTION 2



シャツ、ジャケットと入手してパンツも欲しいなとは思っていたのですが

ボトムの方は比較的ちゃんと売れたのか(失礼)、投げ売りどころか出物自体が見当たらず

ディスコンになってから時間も経ちましたので、もう出てこないだろうと忘れておりましたら

最近になってまたポツポツと出物が出てきていたりする不思議。


Massif_collection_3_1

という訳で今回はパンツです。

素材は 97% Cotton, 3% Elastane 、表面はやや起毛っぽい仕上げで良く伸縮する生地です。

色はブラウンがかったオリーブグリーンという感じで、光の具合で印象が変わりそうです。

Massif_collection_3_6

多分こちらの販促写真の物と同じ商品だと思います。

この写真だとグリーンが強い印象ですね。

製品としてカラーが違うのかもしれませんが、私の物はもっとブラウンが強い印象です。

Massif_collection_3_2

ポケットは前面にデニムと同様のスラッシュポケットが2個。

お尻側にホック留めのフラップが付いた貼りポケットが2個。

太もも部分にカーゴポケットが左右一つづつで2個。

ジャケットの方は袖先に目立たない隠しポケットが付いていたり、身頃のポケットも

内部が2重になっていて複雑な構造だったりと色々凝った造りにもなっていましたが

パンツの方は特にそういう趣向も無くシンプルなカーゴパンツでした。

価格もトップス類に比べると安め($165の正札が付いていました)の設定だった様ですね。

安めと言っても私には高いので、投げ売りされていなければ手を出せませんが(笑

Massif_collection_3_3

スリムなデザインで悪目立ちするポイントも無く、普段使いには良さそうです。

言い換えれば面白味も特に無いという事でもありますが。

Massif_collection_3_4

フロントはコイル式のファスナーで、YKKっぽいのですが刻印が見つからず。

トップはデニムの様なボタン留め。

内側の縫製部にはジャケットと同様の特徴的な赤のパイピングが施されていました。

Massif_collection_3_5

カーゴポケットはマチも無く小さめでスマホがギリギリで入る程度。

私のスマホでは残念ながらフラップを閉めてスナップボタンを留める事は出来ませんでした。

このスナップボタンは凸裏側のかしめた金属部分がポケット内部にそのまま露出しており

スマホ等を入れた状態でスナップを留めようと強く押したり、何かに寄りかかったりして

圧力が掛かると画面が割れたり傷が入ったりしそうで嫌な感じ。

どうもジャケットに比べてパンツは造りが甘い感じですね。

片側だけですが、ポケット内部にはペンを挿せる別ポケットが設けられていました。





このブランド一連の細身のデザインがこのパンツでも踏襲されていますが

ストレッチ生地のおかげで動きやすく、安価で買えればなかなか良いパンツです。

ただ今の時期だと見た目的にも実際穿いた感じでもやや暑苦しい生地なので

日本では晩秋~冬~春先までが着用のシーズンだと思います。

Massif_collection_3_7

という訳で MASIF COLLECTION でトータルコーディネートするとこんな感じ。

立体的なデザインなので平置きではなく人が着るとまたちょっと印象も変わるのですが

上のモデルさんの着用写真を見ても、あまり本職の人達が着そうな気はしませんね(笑

品質的には安っぽい服では無いので、上手く着こなせれば見栄えは良いと思うのですが

中の人にも鍛錬を求める服ですねえ...




2017/05/29

北宇都宮駐屯地 開設44周年記念行事

昨年は北宇都宮/宇都宮ともあれやこれやでサボってしまい

今年も宇都宮を朝まで逡巡した挙句に見送ったので、今回は頑張って行って参りました(笑

44_1

良い天気でしたが予報よりも雲が多く日差しが控えめだったおかげで

風が吹けば5月らしいさわやかな気候を感じる事ができる1日でした。

北宇都宮は比較的好天に恵まれる事が多い気がします。


44_2

外来機はここ数年常連さんの館山から飛来した海自SH-60。

44_3

その隣に座間がら飛来の米軍のUH-60。

運転席まで開放していて大人気なのも例年通り。

キャップやTシャツ、ステッカーやパッチなどの物販も人気でよく売れていました。

しかしあの価格であれば、パッチには今風にベルクロを付けて頂きたいものです。

44_4

米軍の隣には県警ヘリと県消防防災ヘリが居ましたが、外来と呼ぶには半端なので割愛。

その先には霞ヶ浦から飛来のアパッチが鎮座ましましておられました。

44_5

地上展示のUH-1には控えめな44周年記念塗装。

その他民間機も多数地上展示に参加しておりますが、私には分からないので割愛。




44_7

航過飛行はいつもの豆粒写真で。

先頭扇形編隊7台がTH-480B、その後ろ3台がUH-1、その後ろ3台がUH-60。

今年はチヌークが参加しませんでしたね。

44_10

北宇都宮飛行学校の教官が編成する展示飛行チーム、ブルーホーネッツによる演技。

既に借り物感など無く全力の飛行展示ですが、やはり私はこの機種には萌えないなあ。

44_6

と思ったら別方向の萌え要素を加える試みが...。

何やらやけに安産型の体形に見えるのは、目の錯覚かもっさり具合の表現なのか。

44_15

UH-60による飛行展示に続き、観客前の展示スペースから飛び立って

そのまま演技飛行に入るアパッチことAH-64。

アパッチは近くで見ると思いの外機体が大きいので、至近から飛び立つと凄い迫力。





次に県警ヘリと県防災ヘリの展示飛行となりますが、今年は警察・消防・自衛隊が

連携して救助活動を行う様子を見せる展示内容となったいた模様で

(毎年の事ですが滑走路の側は案内放送がよく聞こえず、以下想像でお伝えします)

個別にではなく一連の流れの中で展示飛行が行われました。

44_16

まずは県警ヘリが左右の扉から隊員が乗り出し地上を目視捜索する旋回飛行を実施。

県警ヘリも救助活動が出来ますが、今回は捜索に徹して救助依頼を行った模様。

44_19

自衛隊のUH-1が飛来して隊員をウインチで降ろし、要救助者を吊り上げます。

続いてUH-60が捜索救助を行う隊員を懸垂降下で降ろします。

この懸垂降下は降り始めたらものすごく早い降下速度で、あっという間に地上へ。

地上へ下りた隊員は捜索を行い更に要救助者を発見して収容搬送を依頼します。

44_27

県消防防災ヘリがそれに応えて飛来し、隊員2名をウインチで降下させます。

44_28

地上の2名が要救助者を担架に収容して吊り上げの準備を整えたところで

更に1名がウインチで降下、地上からロープの支援を受けつつ担架を吊り上げます。

44_29

地上支援の2名を収容して救助完了です。



実際の災害発生時の救助活動も、この様に連携して行われている事だと思います。

長野県の防災ヘリの墜落事故や、患者搬送の為に函館へ向かっていた自衛隊機の

墜落事故など、このような任務に携わる貴重なスペシャリスト達の悲報が相次ぎました。

高い使命感とリスクを抱えた難しい判断のせめぎ合いとなる職場だと思いますが

どうか最後の判断は自身の安全寄りで頑張って頂きたいと思います、ご安全に!










44_25

さて今回の私の萌えポイントはこちら。

県消防防災へりの隊員さんのヘルメット。

44_26

もっと大きく撮れていると思っていたのですが、帰ってから見たら解像度が低いわ暗いわで

こんな拡大ピンぼけ写真で申し訳ありません。

OPS-CORE のヘルメットの様にレールが付いているのか良く分からないのですが

ヘッドセットがアダプターを介して取り付けてあり(写真では後方に跳ね上げています)

スモークのシールドの他に、側頭部にはCOUNTOURっぽいアクションカメラも付いています。

カメラは全員のヘルメットに装備されている様でした。

これは米軍の使っているシステマチックなヘルメットにかなり近い仕様ですね。

厳しい作業環境ですから、どんどんこういった装備類が進歩すると良いなと思いました。




******* H29/8/25 追記 *********

県消防防災ヘリは上記初代機の老朽化の為、新機体に9月から更新されるそうです。

今年は初代機での最後の展示飛行だったんですね。



来年の北宇都宮でのお披露目が楽しみです。

******************************
   
  
   
   

2017/05/14

Jacket, Flying, Man's TYPE L-2B

連休も終わり気温が本格的に上がって参りまして、真夏の様な日もある一方

昨日はまとまった雨が降り、上着が必要な肌寒い1日でありました。

ちょうど リペアに出ていたL-2B が戻ってきたもので、1日着る事が出来ました。

今季はもう暑くて着られないだろうと思っていたので、ラッキーでしたね。


Jacket_flying_mans_type_l2b_1

入手時には襟のリブがきれいに切り外されておりまして、他のリブも穴だらけだったもので

当ブログでも既にお馴染みの IZUMIYA さんにてリブの全交換をして頂きました。

なのでリブはオリジナルではありませんので悪しからず。

もちろん仕上がりはいつも通りの完璧なお仕事、本当に頼りになります。


********* 追  記 ************

IZUMIYA さんがリブ交換前のジャケットをお店の Instagram掲載 して下さいました。

裾と袖のリブは写真で見ると程度が良い様にも見えますが、近くで見ると穴だらけです。

襟のリブは中のシャツの襟を出すのに邪魔になるので切り取って着ていたのでしょうね。

空軍でもフライトスーツの襟を外に出して着るのが定番だった様なので

こういう着方もアリかもしれません。

************************************

 
写真で撮ると襟&袖のリブと裾リブの色が大分違って見えるのにちょっと驚いたのですが

現物を肉眼で見る上ではほとんど違いが分からないので何でこうなるのか不思議です。

この年代の L-2B や MA-1 には他の年代の物よりも本体のナイロンの色に近い色の

リブが使用されているモデルがありまして、上の写真で言えば裾リブの色がそれです。

他の年代はもっとグレー味の強い色合いなのですが、1968年度の契約品において

このグリーン味の強いリブが使用されているモデルがいくつか見受けられます。

私の手持ちだとコレコレなのですが、今回入手したこのジャケットもグリーン味の強い

リブが付いていましたので、以前にeBayで落札していたリブを使ってみることにしました。

入手時にはやたら緑色なリブが届いたのでがっかりしていたのですが、今回使ってみて

このモデルのリペアに使える事が分かりまして、これは大収穫でした。

なにせ間違えて2回も落札したもので、沢山あるんですこの緑リブ(間抜

Jacket_flying_mans_type_l2b_4

両肩にサブデュード版の中尉の階級章。

左肩には米陸軍の 6th Infantry Division (第6歩兵師団)のカラーパッチ。

これらは元々付いていたものですが、胸にネームテープ等の外し跡はありませんでした。

Jacket_flying_man39

メインファスナーはブラス素材の CONMAR 製。

袖ポケットもベル型の CONMAR でした。

ポケットフラップ無し、エポレットもストームフラップも付いておらず

ファスナーがブラスの L-2B と言えば、MIL-J-7448G か 7448H と相場は決まっております。

決まっておるのですが






Jacket_flying_mans_type_l2b_5

このラベルなのであります。

ストックナンバーはL-2BのSMALLサイズとして正しい番号が記載されていますが

MIL-SPEC(MIL-J-7448H という様な仕様番号)や契約番号(DSA-100-68-C-0158とか)

等の米軍の正規発注品としての記述がありません。

そしてライニングの素材がウール/レーヨンではなくアクリル/レーヨンになっています。

着た感じではウール/レーヨンとあまり違いを感じない(遜色無い)素材です。

またその他の部分の素材や縫製や造りについても、正規発注品と何ら変わらない印象です。

ちなみに仕様的に近いと思われる7448Hのラベルはこちら

Jacket_flying_mans_type_l2b_6_2

品名からも LIGHT ZONE が抜けており、とりあえず米軍の正規の発注品ではない物と

思われるのであります。


CONMAR のファスナーが L-2B に使用されているのはおおむね 7448H までの様で

末期になると SCOVILL 表記のファスナーが登場してきています。

大体1968年前後から CONMAR と SCOVILL の交代が起きているみたいですので

このジャケットもそのあたりまでに製造されたものではないかなあと想像できる訳です。

ALPHA のラベルにこの中央揃えの書式が使われていたのも、1968年までの様ですし。


第6歩兵師団は wiki によると第一次~第二次大戦で活動した後休眠状態となり

1967年のベトナム戦時に再起動されたものの、翌1968年には再び休眠状態になった様で

このジャケットのパッチがオリジナルであれば、米陸軍の中尉さんが再起動時に調達して

着ていた物と考えると年代的にもピッタリ合う訳であります。


今まで ALPHA の民間品については MA-1に関しては記事を書いていますが(コレコレ

L-2B に関しては今までほとんど関心を払ってきませんでした。

なので民間品の L-2B がいつ頃から出回っていたのか全く知らないのですが

今回のL-2Bが民間品だとすれば、MA-1よりもずっと前から存在していた事になります。

しかも素材や造りにおいてオリジナルにかなり近い仕様で。


一部素材が異なる為 MIL-SPEC の表記はありませんが、ストックナンバーが記載されて

いる事から、恐らくは一般市販目的ではなく軍で販売する(いわゆるPX品)目的で製造

された物と考えるのが妥当なんでしょうねえ。

ベトナム戦争の写真で、ヘリコプターの搭乗員が L-2B を着ている写真は何枚も見た事が

ありますし、陸軍のパッチが貼ってある支給品の L-2B の古着も多数見ていますので

陸軍でも航空機搭乗員に支給されていたのは間違いありませんが、支給対象外の兵士や

自費で購入したいという要望が高かったのかもしれませんね。



私がこのラベルの付いた L-2B を初めて見たのは、海外の古着屋さんのサイトだったと

思います。多分もう十数年前になると思いますが、当時は個人輸入なんて考えられず

自分のサイズの出物以外はどんなに珍しくても手を出さない縛りを自分に課しているので

今回は入手まで随分かかりましたねぇ(笑

でも地道に探し続けていれば、いつかはこうやって出会えるものなのです。

  
  
  
  

2017/04/12

BRING PEACE THROUGH SUPERIOR FIREPOWER

「平和は優勢な火力によってもたらされる」

以前に書いた別の PEACE THROUGH SUPERIOR FIREPOWER パッチの記事。



今年は3月中は寒さが続き、冬物好きにはありがたいシーズンでありましたが

4月に入ると流石に春がやって参りまして、今日もポカポカと良い陽気でございます。

朝晩はまだ羽織ものとしてライトゾーンやシェル類が活躍致しますが、それもあと僅かですね。

Bring_peace_through_superior_firepo

何とも A-10 そして AVENGER への愛情に満ち溢れて駄々漏れ状態のこのパッチ。

PVC製なので細部まで作り込まれ、とても良くできております。

A-10につきましては、wiki
某掲示板のテンプレ などをご参照頂ければ

なぜこの航空機が米軍のみならず世界中にファンを獲得し、旧態然とした機体でありながら

現役機として生き永らえているのか、その理由がお分かりになるのではないかと思います。

A-10 と言えば以前に こんなパッチの記事
も書きましたね。

私もご多分に漏れず、そんなファンの端くれなのかもしれません(笑


ここへ来て何やらきな臭い情勢になって参りました。

ミリタリー衣料が好きだからといって、戦争が好きな訳では無いのはもちろんですが

一方的に威力を誇示して我を通す事を常とする国家に対しては

同じ様に威力を持って対峙する国家が出てくるのは、当然の結果なのであります。


上掲の記事の際にも書きましたが、ソフトな外交努力とハードな武力行使とは

バランスの取れた両輪の関係になければ、現実的な話として平和を維持できません。

オバマ政権において外交に重きを置きバランスの崩れたアメリカの両輪は実効性が薄くなり

その揺り戻しによってここ最近の展開が引き起こされているのは想像に難くありません。


日本も今回は当事者の一員であり、対岸の火事として眺めている訳にはいきません。

願わくば、偶発的な事故で火蓋が切られてしまう様な事が無いよう

大いなる自制と威力の衝突の裏での外交活動に期待する他にありません。




2017/03/18

CWU-36/P MIL-J-83382A ~ 83382B

3/1の記事で書いた通り、今季はどうもあまり寒くならなかったおかげというか何と言うか

MA-1やLEVEL3+各種シェルといった冬本番衣料の出番が少なくて

G-1やL-2B・CWU-36/P等の中綿無し薄手フライト系ばかりを着ていたのでありました。

半端な保温力のせいで着られる期間が短いと、正直軽視してきたライトゾーン物ですが

今更ながら魅力に気付き、最近ボチボチと充実化を図っていたりします。



・MIL-J-83382A

DSA100-77-C-1345、1977年度契約品のCWU-36/Pです 。

83382A の前に 83382 が存在するのか、残念ながら調べても分かりませんでした。

Milj83382a_3_2

ラベルは経年により黄ばんでいますが、使用感はあまり無くほぼ未使用だと思われます。

CENTRE MFG 製。


Milj83382a_1

裾や袖のリブも着用による伸びが感じられず、キュッと締まっていて良い状態ですね。

Milj83382a_2

83382A なので背面はアクションブリーツ付き。

背面内部にはブリーツ左右を連結するエラスティックテープが内蔵されているのですが

実はこの83382A を入手するまで、私はその存在に気が付いておりませんでした。

G-1に付いているのは知っていたのですが、CWUはあまり引っ張られている感触が無くて

M-65には付いていない事もあって、付いていないものと勝手に思い込んでいました。

では何故この83382A では気が付いたのかと言うと、他のCWUよりも左右を連結している

テープが短くて背面がやや絞られており、着用するとそのテープが伸びるのを感じます。

これが83382Aの元々の仕様なのか、テープが伸びていないだけなのかは分かりませんが

他のCWUでは感じる事の無かった着心地なのでありました。

Milj83382a_4

メインファスナーは GENERAL 製、扇型の大きなタブにNOMEXのタブが追加されています。


Milj83382a_5

袖ポケットのファスナーも GENERAL 製でした。

あまりミリタリー用っぽくない造形のタブですね(笑







・MIL-J-83382B

DLA100-80-C-2678、1980年度契約品のCWU-36/Pです 。

CWU-36/Pの現在有効な最新スペックは MIL-J-83382C となっており

それぞれの改定時期は

 MIL-J-83382A → MIL-J-83382B が 1978年5月2日

 MIL-J-83382B → MIL-J-83382C が 1981年10月30日

となっておりました。

1985年の11月1日に 83382C AMENDMENT 1 として小改定が行われていますが

それ以降は現在まで改定が行われていないというのはちょっと驚きですね。

TANカラーの追加とかどうしたんでしょうか。


Milj83382b_3

こちらのラベルも黄ばんではいますが使用感が少なく、着用は少なそうな個体でした。

同じく CENTRE MFG 製なのでラベルの形式もほとんど同じですね。

Milj83382b_1

リブにやや使用感があるのですが、本体はとても綺麗。

アラミド繊維のリブは毛羽立ち易く、使用感が出るのが早い傾向があります。

Milj83382b_2

こちらもまだアクションブリーツ付き。

アクションブリーツは MIL-J-83382B → 83382C の改定時に削除されたのではなく

飛行服発達史によると 83382B の途中 AMENDMENT にて削除されたのだそうです。


で、83382A → 83382B への改定時にはどの部分が変更されたのか

並べてつらつらと眺めて見ましたが、外観上での違いを見つける事は出来ませんでした。

Milj83382b_4

メインファスナーは SCOVILL の大きな扇型のタブ付き GRIPPER ZIPPER です。

Milj83382b_5

袖ポケットも SCOVILLE GRIPPER でした。

うん、この GRIPPER タブが付いていると、ザ・定番という感じで何か安心しますね。

そして続く MIL-J-83382C の記事はこちらになります。




83382A と 83382B を比較したら何か違いが有るだろうなぁという思惑で始めた記事ですが

特に違いが見つからなくてオチ無しとなりました...





«記憶